#3完全犯罪 変装してAV出演するメジャーアイドル【1】

#3完全犯罪 変装してAV出演するメジャーアイドル【1】

松岡は第一部で述べた様に元々芸能界やグラビア界関係に職務経験が無い全くの素人であり、オフィスLに数か月いたとはいえ、それまで私が培った経験と独自で研究した内容を松岡に教えて事務所を立ち上げ、有限会社の手続きや経理コンサルタントでさえも、元々私の知り合いで有り、B'z等で有名なビーイングという事務所の社長秘書だった人物が作った経理コンサルタント会社でビーイングの傘下の事務所の経理を一手に引き受けている人に私から直々にお願いしたのだ。

そして段々仕事が上手くいき経営が上手く行き出した時に松岡は、『 その女といるからトラブルが降り掛かって来てるんだからその女と早く離れるべきだよ。何でそんな女と一緒にいるの? ってみんなが俺に言うんだ。』などと私に言ったので、私は呆れ返って、『 私がどれだけ事務所を作る為に貢献したのかや、私が共同経営者だってその人達にちゃんと話してるの?』と松岡に尋ねると『そんな事言う訳無いだろう。みんなにバカにされるよ。』と言ったのだ。
私はそれを聞いて【一体何を調子に乗って馬鹿みたいな事を言っているんだろう。私が松岡の為にグラビア業界で仕事をする際のスカウトの仕方を含めた必須事項をぎっしりと詳しく記したノートと簡易的な虎の巻の2冊のマニュアルを作成してそれについて毎日講義し、グラビア業界のマネージャーとして為すべき事のほとんどを全て松岡に教え込んで、出かける前も出先でもアドバイスして素人の松岡の不安を無くし、帰って来てからまた仕事内容を全て報告させ、それにまた一つ一つの指示をしてと、そこまでしてあげたのに。それに事務所をきちんと軌道に乗せるまでは周囲の者達に協力してくれと色んな人に私が言って回ったからでは無いか。】と思い、松岡のその勘違い振りと思い上がり振りには心底呆れ返ってしまった。その時、松岡に近付いて来る周囲の者達は、まさか私が松岡にそこまでしてあげているとは知らずに、短期間で急進的に伸し上がった、よほどのやり手の敏腕社長だと勘違いしてその様な事を言っているのであろう。

私達、特に私個人を中心として、私の周囲に大掛かりな嫌がらせの包囲網が敷かれている事をはっきりと認識した後に、私はバイトをしていた銀座のクラブに於いて、たまたまあの有名な映画会社の【東宝】の、当時ビデオ企画室室長である別所氏の席に着き、別所氏に初めてお会いした時に別所氏から、『いい?ストレートに言うよ。君、もしかして凄く困ってる事があるでしょう。僕が君の願いか若しくは君の彼氏の願いを叶えてあげるよ。どちらでも構わないよ。例えば君がスターになりたいだとか、彼氏の仕事とかそんな願い事でもいいし。とにかく1つは必ず間違い無くやってあげますよ。これは本当だから安心して。』と、いきなり単刀直入にそんなビックリする様な話を持ち掛けられたのだ。本来ならば、そうした銀座のクラブでよく知らない客に【彼氏がいる】だとかそうした話は男関係の話は本来はタブーであるし、私も勿論、そんな男の話をする事など絶対に有り得ないのだが、相手が明らかに私に彼氏がいる事や、私の事情を知っている事を前提で私に話をつけに来たに違い無いとは思ったので、誰かに頼まれて相談者として私に会いに来られたのだろうと思い、それならば少しくらいなら事情を話しても問題が無いだろうと思ったのだ。

いや、その前にもある事はあったのだが、私達の対策不足もあり、正直良い結果には結び付かなかったのだ。

それは私が元々、系列会社が一番多く、日本で一番大きな芸能プロダクションであるバーニングプロダクション系のフロムファーストプロダクションの1セクションである【梅津班】にいた事があった為、この嫌がらせの包囲網の件でこの包囲網に気付いてから直ぐに、梅津氏に唐突に電話を掛けて相談をしたところ梅津氏から、【松岡からバーニングプロダクションの周防社長に直接電話をかけさせる様に。】と言われたのだ。それで私は松岡に、梅津氏からの紹介という事でバーニングプロダクションの周防社長に直接電話を掛けさせたのだ。それにより直ぐに、周防社長から赤坂のバーニングプロダクションの本社に呼ばれる事となり、松岡が一人で直接周防社長に会いに行ったのだ。そこでいきなり周防社長にイエローキャ○などに所属する超有名アイドルやタレントの女の子が特殊な変装や整形をしてAV女優をやっている事を知ってしまってから、嫌がらせや包囲網を敷かれ、所属する女の子も引き抜かれてしまい、大手AVメーカーと揉めていて困っているなどと話したのである。

すると松岡は、周防社長から『それで、どうしたいの?』と聞かれたのだ。だが、私が松岡にいきなり梅津氏に突然電話を掛けさせただけで、松岡は、ただ単に梅津氏から【すぐに周防社長に電話をする様に。】とだけ言われ、何の段取りもせず、訳もわからず慌てて周防社長に電話を掛け、そのまますぐにバーニングの本社まで呼ばれてしまった為、あまりの唐突な出来事にどうしたらいいのかと聞かれても、松岡は、まさかそんな言葉を掛けて頂けるとは夢にも思わず何の計画や準備もしていなかった為、本来は入念に対策を練っておくべきであったのだが、何も【どうして欲しいのか。】などの返答を用意していかなかったのだ。

私は、その頃私が一番仲良くしていた友人で、深夜番組で同じセクシーアイドルグループで活動をしていたタレントの【A子】が、元いた大手芸能プロダクションを辞め、○○プロジェクトという老舗のAVプロダクションであり有名な女優も輩出している事務所から、特殊な変装をしてタレント活動をする傍ら、AV女優としても活動をしている事を見つけてしまったが故、松岡の前でよくその話をしていた為に、松岡はそこのプロダクションの名前が咄嗟に思い浮かんでしまったのだ。更に芸能界のドンであるバーニングプロダクションの周防社長から急に呼び出され、かなり緊張してしまっていた事もあり、松岡は、本来なら所属する有名アイドルが特殊な変装をしてAV女優としても活動しているイエローキャ○の野田社長を呼ぶべきところを、その私の友人が所属していると思われる【 ○○プロジェクトの藤井社長がその事に詳しい様ですので、藤井社長と会わせて頂きたい。】と言ってしまったのだ。松岡の話によると、その場で周防社長は『 野田、野田はどこだ。』と言っていたので、松岡は【あっ、そうだ。イエローキャ○の野田社長を呼んで頂くべきだった。】と咄嗟に思い出したのだが、【でも、もう藤井社長をって言ってしまったからいいや。】と諦めたのだと言っていた。

それにより周防社長が藤井社長にその場で電話をして下さり、直ぐに藤井社長を呼び出されたのだ。そして周防社長は藤井社長に『後は藤井君に任せるから話を聞いてあげて松岡君を見てあげて。』と言って下さったのだ。

そこで松岡は藤井社長と共にバーニングプロダクションから六本木のカフェに行き、メジャータレントの変装の話や嫌がらせをされ、所属していた女の子を引き抜かれて潰されている事などの事情を説明したのだ。そして彼女(私)と一緒に深夜番組のセクシーアイドルグループで活動していた彼女と一番仲が良い友人の女の子が、藤井社長の事務所から変装をしてAVに出演していると彼女が言っていると藤井社長に話したのだ。それで藤井社長から『そのイエローキャ○の超有名アイドルやうちの子が変装してAVに出演しているというのは、君が見つけたのか?』と松岡に尋ねられたのだが松岡は、『僕はよく分かりませんが、彼女がそう言っているし、彼女の言う事を信じています。それに彼女の親友の事ですし、間違いは無いのでは無いかと思っています。』などと言ってしまったのだ。そこで藤井社長は松岡に『じゃあ、君がそのメジャータレントが変装をしてAVに出演している事を見つけたと騒いでいるのでは無くて、君の彼女が言っている事なんだね。』と言われてしまい、結局藤井社長の誘導尋問によって、そのメジャータレントが特殊な変装や整形をしてAVに出演している事を確信しているのは私だけなのだと思われてしまい、藤井社長は、今度は松岡を丸め込んで誤魔化す作戦に出たのだ。
そして藤井社長から『とにかく今すぐにここへその彼女を呼びなさい。』と言われて松岡が私に電話を掛け、『とにかく今すぐ、六本木のカフェに来て。周防社長から藤井社長をご紹介頂いて今、藤井社長と話してるけど、藤井社長が彼女に話があるって言うから。』と言われ、私は一応タレントという立場上、松岡の事務所を手伝っている事を芸能界の、自分の知らない人にまで知られたく無かったし、松岡が全てメジャータレントのAV女優への変装の件を熟知している事にしておきたかったのだが、こうなっては仕方無く、渋々急いで六本木のカフェに向かったのだ。すると藤井社長や松岡のいる近くの席に、何故かイエローキャ○の野田社長もいたのだ。私は超売れっ子カメラマンのI氏と付き合っていた時に、I氏と一緒にカフェにいた時に偶然野田社長がいて、I氏はイエローキャ○のタレントもよくグラビア撮影していた為、野田社長をよく知っていたので、しばらくI氏が野田社長とその場で話し始め、その時にI氏に私にも野田社長に挨拶をさせられた事があり、野田社長の特徴的な顔はよく知っていたのだ。野田社長とはこの後も色々あるのだが、長くなるので後の別の章でまた続きを述べる。

その六本木のカフェで藤井社長から呼び出され松岡の隣の席に着くと、野田氏も藤井社長に挨拶をしながら同じテーブルに一緒に座って来たのだ。そこで藤井社長が、『何かうちの子や野田社長のとこのタレントが変装をしてAVに出演しているとか言っているんだけど、そんな事ある筈無いじゃないね。まあ本来なら聞く気にもなら無いくらい馬鹿馬鹿しいだけど、よく聞いてみたらこの松岡君の彼女が言っている事だって言うんだよ。それがまたうちの子が彼女の親友のタレントだって言ってるって言うから、それは詳しく事情を聞かない訳にはいかないだろうと。それにいったいどういう訳か、あの芸能界のドンの周防社長から直々に電話が掛かってきて【藤井君、事務所まで直ぐに来てくれ。】って呼び出されて、こっちは何か不味い事をして怒って呼び出されたのかと思って、真っ青になって慌ててバーニングまで行ったのよ。そうしたらこの松岡君に会わされて、あの芸能界のドンの周防社長から【彼が君を呼んでくれって言うからさ。彼の話を聞いてあげて、後は宜しくね。】って言われちゃったんだよ。もうビックリしたよ。そんな事ってあるのかってね。だってあの芸能界のドンだよ。いったいどれくらい偉い人か分かってるの?でもこの松岡君はその周防社長に、いきなり直接電話をして直談判したって言うんだから大したもんだよね。君は怖いもの知らずか? まあでもとにかく周防社長から【彼の話を聞いてあげて、後は宜しく。】って言われてしまった以上、それを放棄なんて間違っても出来ないからね。宜しくって言われてしまった以上は、【お前が責任を持ってちゃんとやれよ。】っていう意味だから。だからと言って、どういう風にすればいいのかとかやり方を教えてくれないから困るんだよね。周防社長に任されたら、任された人間が全部自分の責任で考えて行動しなきゃなら無いんだから。全く困ったよ。でも周防社長から頼まれた以上は責任を持って松岡君の事を見るしか無いじゃない。まあでも芸能界のドンの周防社長に直談判に行ったのは大したもんだよ。でもまあ会ってみたら大人しそうな礼儀正しい青年だったから拍子抜けしちゃったけどね。』などと言ったのだ。そして、松岡に『確かに【業界の輪】は有るよ。だってこういうAV業界は中には変なのもいるし、ちゃんとした会社だけで【業界の輪】を作って変なのを入れない様にしようってなるでしょう、それは。でも松岡君もキチンと有限会社にすれば【業界の輪】の中に入れてあげようじゃないか。周防社長からも宜しくって頼まれてるんだし、話してみたら素直で良い青年だしね。その変わりもうタレントがAV女優に変装してるだとか、そんな有り得ない様な話を他でしたらだめだよ。だって頭がおかしいのかと思われちゃったら勿体無いでしょう。せっかく僕達が松岡君の力になるし、これからは僕の事務所の傘下を名乗ってもいいから。ねえ、野田社長野田社長も松岡君の面倒を見てあげて下さいよ。』と言ったのだ。

松岡は『まあ僕にとっては大変有り難いお話ですし、変装の件もそういう事で構いませんが、後は彼女に聞いて下さい。僕は彼女の事をよく分かってるから言うんですけど、彼女はそれだと納得しないと思うんですが。』と遠慮がちに言ったのだ。
松岡にとっては、AV業界の老舗大手プロダクションの○○プロジェクトとグラビアアイドルの事務所で最も有名なイエローキャ○の野田社長が面倒を見て下さり傘下を名乗っても良いというなら、もしそれが本当であるならば、という前提であるなれば、そう悪い話では無いだろう。

だが、勿論、そんな話を私が納得する訳が無かった。何故ならそれは、芸能界のメジャーとマイナー〔AV〕の両方を行き来しているタレントが出て来た事で、
この有名アイドルのAV女優への変装の件を知ったが為に、テレビ番組でMCデビューするはずだった所属する大手プロダクションとはケンカになるし、全ての友人達との友情を壊され、どこに行っても嫌がらせする者達に付き纏われ手を回され、テレビなどのメディアまでを使って公安が仕切る国家規模の前代未聞の大掛かりな包囲網を敷かれていているのだ。
おまけに松岡の300万円あった貯金も底をつき、部屋の中は盗聴され放題で生きた心地さえしない状態の中で、いったいどうしたらこの悪夢を終わらせる事が出来るのかと殺気立っているかの様な苛ついた状態なのだ。
それもも私がたまたま、メジャータレントがAV女優に変装をしている事も有るかも知れないし、その内にそういう事も有るだろうと考えていた【第一部にて詳しく述べてある】矢先に、それを実際に行っている者達を見つけてしまったのだ。そしてそれをチラッと友人達に話した途端に、この様な世にも稀な国家規模の大掛かりな包囲網を敷かれてしまい、#6 の章で坪内氏については詳細を述べるが、私が長い期間実の兄の様に慕っていたダイヤモンド社という出版社の会長の息子である博報堂の坪内氏から私に、『公安から頼まれて君に会っている。公安と関わるとそれまで築いて来た生活をメッタメタのバッキバキに壊され、殺される事も当たり前だからね。』と私に伝えに来たが、正にその通りで、【メジャータレントによるAV女優への変装】に関わった途端、私のそれまで築き上げてきた交友関係や仕事も何もかも【メッタメタのバッキバキ】に崩されてしまったのだ。これは余りにも理不尽であるし、全く冗談じゃない。この程度の話で目の前でタレントによるAV女優への特殊な変装を主導している二人の社長を目の前にして、【タレントがAV女優に変装するなんて有る訳が無い。】などと誤魔化され【松岡の面倒を見るから、もう二度と変装の話はするな。キチガイだと思われる。】などと言われたのだ。私は見比べれば誰にでも分かるグラビアの切り抜きだって持ってるし、ここまで酷い目に会わされている中で、そんな話で誤魔化される訳が無い。それにケンカをした業界の友人達からも、【それは勿論あるけどその話はタブーなんだよ。】とはっきり言われているのだ。
私はこんな誤魔化しよりも『確かに変装はある。』と認めて貰いたかったのだ。そうで無ければ、私がこうして国家規模の大掛かりな嫌がらせの包囲網を敷かれていて、それを取り除いて元の生活を取り戻したいという話に全く繋がらないでは無いか。その話を無かった事にして、いったいどうやってこの大掛かりな嫌がらせの包囲網を取り除く話に繋がるのというのか。とにかくそのメジャータレントによるAV女優への変装を認めさせないままでは、私はこのまま国家規模の嫌がらせの包囲網を敷かれた中で人生を過ごしていかなければならないのだ。あれ程沢山いた、コネで大手マスコミの一流会社に入社する程の力のある友人達が誰も私を助けてくれずに、【私と関われば公安に関わる事になり、公安に弱みを握られてしまい人生をボロボロにされるから。】と言って縁を切られた程なのだ。それなのにそれをやっとその変装を主導する超本人達を目の前にして、【タレントが変装をしてAV女優として活動しているなど有り得ない】などと嘘を言われて【そうですか。】などと言って誤魔化されて納得する訳が無いというものだ。
この深い訳として【第一部ダイジェスト】を読んで頂ければ事情がお分かり頂けると思ので、ここでまずは#3【第一部ダイジェスト】をお読み頂きたい。

結局、松岡はその後も藤井社長と交流を持つ事になったのだが、○○プロジェクトとイエローキャ○の傘下と言っても良いと松岡は許可を得ていたのでそれを少し利用出来た程度で、実質ほとんどメリットは無かったのだ。私もその後藤井社長から呼ばれ、何度か恵比寿のウエスティンホテルで待ち合わせ、お会いし食事をしたのだが、藤井社長とは、友人のA子の話でも埒が明かず、変装の件も決して認め無かったのだ。にも拘らず【その変装というのを自分がやってみたいと言うなら協力しよう。】などと言われても、何ら秘密を明かして貰った訳でも無く、また確約も無くそんな事を言われたところで私は【それってただ単に私を騙してAVに出演させようとしてるだけじゃない。とんだたぬき爺だな。】と思ったのだ。挙げ句、送って貰った車の中で口説かれたので、いい加減うんざりし、その後は会わなかったのである。