#4吉本興業 イエローキャ○ バーニングPart1

#4吉本興業 イエローキャ○ バーニングPart1

私はこの前の#3章にて東宝の別所氏により松岡に大手AVメーカーの社長をスポンサーとしてつけて頂いたり【業界の輪の中】に入れて頂いた頃に、アルバイトをしていたまたその同じ銀座のクラブで、吉本興業の立役者である木村政雄氏と知り合う事となり、私がこの国家規模の大掛かりな包囲網を敷かれる切っ掛けにもなったあのイエロー○と関わっているイエローキャブ・ウエストに吉本興業が出資しているというので色々お話を伺う事となったのだ。

木村政雄氏もまた、私が松岡と一緒に立ち上げた事務所を潰され、金が無くなり銀座のクラブでアルバイトをしていた時に同じ店で同時期に知り合ったのであるが、木村氏と赤坂プリンスホテルのラウンジで待ち合わせをしてその後六本木の寿司屋に行き、そこでイエロー○のタレントが、整形や変装をしてAVクイーンとして活躍している秘密を知ってしまった事で大規模な包囲網を敷かれストーカーされ大変な状況にある事をAVと水着の両方のグラビアを見せ、木村氏に説明したのだ。
すると木村氏は、『イエローキャブ・ウエストは、吉本興業が出資してイエロー○と業務提携をして女の子を集める為にイエロー○の名前を利用していんですが、このグラビア写真を見比べると、イエロー○では確かにそうした事をやっているかも知れませんね。
それにその件で彼氏がバーニングプロダクションの周防社長に会いに行って、その時周防社長からの紹介で、彼氏がスーパープロジェクトの藤井社長と会っていた時にあなたも呼び出されて偶然またそこに野田社長がいて、彼氏が経営しているプロダクションを【イエロー○の傘下だと言っても構わない。】と野田社長に言われたんですか、なるほど。』
と言われたので私は、
『はい。私もその場に立ち会いましたが、スーパープロジェクトの藤井社長からも彼氏に【傘下を名乗ってもよい】と許可をしておりました。
でも私の彼氏の方は全く事情を把握しておらず、彼自身が、たまたま周防社長や藤井社長や野田社長から一目で気に入られたのだと思っている様のですよ。』と
私が言うと、木村氏は苦笑した。

そして私は木村氏からイエローキャブ・ウエストに誘われ、イエローキャブ・ウエストの代表で、明石家さんま氏が司会を務めるテレビ番組【さんまのまんま】等の放送作家である寺崎要氏に会わされたのだが、その後寺崎要氏から大阪に招待されたのだ。そして寺崎氏から用意して頂いた梅田の大阪東急ホテルで待ち合わせ、毎日放送の役員と3人で和食レストランに行き、その後、鰻谷というの座敷の和風バーに行ったのだ。寺崎氏によれば、鰻谷は大阪の西麻布と言われているらしい。
寺崎氏は本人曰く、日本で一番売れている放送作家なのだというのだ。
またテレビ番組『さんまのまんま』など明石家さんま氏がMCを務める番組のほとんどは寺崎氏が脚本を書いているのだそうだが、実は明石家さんま氏のセリフだけで無く、アドリブでさえも全てが寺崎氏が考えているのだというのだ。
私は
『まさか、そんなあんなにトークが上手いバラエティ番組の巨匠のセリフが全て脚本を読んでいただけだなんて信じられませんが。』
と言うと寺崎氏は、
『いや、売れっ子の巨匠程、皆完璧主義なんですよ。
ギャラも高いのに明石家さんまさんが滑ったでは済まないでしょう。
あの人程あそこまで緻密にアドリブに見せる人もいない程ですよ、はっきり言って。
でも、全て自然だしアドリブで番組をやっている様に見えるでしょう。
本当は僕の脚本を読んでいるだけなんですけどね。
だから絶対に失敗する事も有り得無いし、クオリティーも下がらないんですよ。
実際、明石家さんまさんは、決してアドリブなんかやりませんよ。
そんな事をして滑ってつまらないと思われたらこの業界はお終いですからね。
でもさんまさんは脚本を読んでいるだけなのに全部さんまさん自身のアドリブとトーク力に見せるところが凄いと思いますがね。』
と、言ったのだ。
私も、
明石家さんまさんのMCはアドリブも含めて全てが台本通りで本当のアドリブがただの一つも無いだなんて、俄にはとても信じられない!】
と思ったが、寺崎氏がその後も、明石家さんま氏のアドリブを含めトークの全てを取り仕切っていると言う話を延々としつこく力説するので、
【そこまで言われるならそうなのかも知れない。】と思ったのだ。
そしてそこで私は、寺崎要氏から奇妙な提案をされたのだ。
それは小沢愛子という女性の巨匠写真家と一緒に、半年くらい南フランスに住んで下着の写真を撮ればギャラとして900万円くれると言うのだ。
何故そんなに高額なギャラが発生するのかというと、小沢女史は世界的に活躍されている方なので世界中で写真集を出版したり展覧会を開いたりと、世界を舞台にして稼いでいる為、日本だけを舞台にしている写真家達とは全く違い、ギャラも世界規模になるのだそうだ。
しかも下着姿をモチーフとしておりモノクロ写真が多く、またあくまでも芸術作品な為、モデル自体は正直、あまり重要視されていないので、逆に下着姿などで目立ちたくない人にとっては、うってつけの仕事なのだという。
その上、芸術作品としての仕事なので、モデルのイメージが全く損なわないというのだ。
それにその南フランスのコンドミニアムは寺崎要氏所有であり、元F1レーサーの鈴木亜久里氏にも貸していた事があるのだと言う。
何故私が、南フランスだかモナコだかに半年間も行かなければならないのかと思い寺崎要氏に尋ねると、寺崎氏は、
『あなたが包囲網を敷かれて大変な事になっているというのならば、海外で暫くほとぼりを冷ました方が良いのではないかと思ったからですけど。これも何かの縁ですし、大恩ある吉本興業の専務の木村氏にあなたの件を任されてしまったので。』
と言ったのである。

私は寺崎氏の話を聞いて、【900万円をくれるというのは嘘で、本当はイエロー○の野田社長から頼まれて、私が邪魔なので野田氏が海外で殺害しようとしていて、寺崎氏や木村氏はそれを知らずにただ単に海外に私を追っ払ってくれと頼まれただけなのではないか。大体がほとぼりを冷ますなどという理由で、900万円あげるから知らない女性と半年もヨーロッパに行けなどと言われても行く人などいるのだろうか。】とその当時は思ったのだ。
凡そ私が知らない女性と共に海外に追いやられている一方で、イエロー○の野田社長らは変装や整形をしてAV業界とメジャータレント業界を行き来するイエロー○のタレントをその間も益々活躍させ、更には隠蔽工作でもしようとしているといったところであろう。
だいいち何故、イエロー○のグラビアアイドルが変装や整形をしてAVでも活躍している事を知ってしまったが為に、本来私は元々大手芸能プロダクションから事務所の大物タレントがMCを務めるちゃんとしたテレビ番組のMCデビューを約束されていたというのに、秘密をバラされては困る為、邪魔だからとヨーロッパの地の果まで追いやられる羽目になるのだ。
イエロー○やAV関係者などから頼まれている以上、吉本興業や寺崎要氏がいくら直接関与して無かろうが、命を狙われる可能性は十分にあり、かなり危険でさえある。
何しろ、この様な国家規模の包囲網を敷かれ、友人達とも全て連絡が着かなくなり、最も仲が良かった博報堂の坪内泰充氏までが、公安から頼まれているだのこの話をバラせば公安に殺されるだのと言われ、更に、私が日本にいては邪魔だからヨーロッパの果てまで追いやろうというのであるから、寧ろ海外なら安く殺し屋等も雇えるであろうし、海外で容易く暗殺する為に私を海外に追いやろうとしていると思うのが普通ではないか。
それにそうでは無いにしても、これが私が一般の人ならまだしも、大手芸能プロダクションで、ちゃんとした番組のMCにする事を約束されていたタレントへの口止め料としては安すぎるし、これでは余りにも分が悪いではないか。ましてや知らない巨匠の女性などと英語ならまだしもフランス語など、言葉も通じないところで殺されるかも知れないという命の危険さえ伴うのに半年間も過ごせる訳が無いというものだ。
ましてや業界の事を何も分かっていない松岡や一緒に立ち上げた事務所を放って半年もフランスなどに行くわけがない。それならば、#3章で詳しく述べた通り、映画会社東宝の別所さんからせっかく【業界の輪】の中にも入れてもらったのだから、その間に松岡との仕事を軌道に乗せて金を作った方が全然良いではないか、と思ったのだ。