Epilogue Part10 Silent night, Holy night

Epilogue Part10

Silent night, Holy night

かも【賀茂】【鴨】川の 聖き(きよき)流れは 人々の 心洗いし きょう 【京】【今日】を流れる

余談であるが、この前に述べた、この短歌の
【きよき流れは】の【きよき】の部位は、【清き】(きよき)の部分は、【聖き】(きよき
とも表記するのである。
ゆえに【聖き】(きよき)と表記すると、

かも【賀茂】【鴨】川の 聖き(きよき)流れは 人々の 心洗いし きょう 【京】【今日】を流れる

となる。

この事は、例を上げると、日本のポップカルチャーの代表的存在である、右側の耳の付け根にトレードマークである赤いリボンをつけているのが特徴の、擬人化した猫をモチーフにしたキャラクター【ハローキティ】通称「キティちゃん」は、株式会社【サンリオ】がオリジナルデザインし、【サンリオ】を代表する看板キャラクターである。
また【ハローキティ】通称「キティちゃん」は、英語表記【Hello Kitty】として世界的にも人気がある有名なキャラクターであり、【アヴリル・ラヴィーン】も【Hello Kitty】を楽曲にしている。
【サンリオ】と【ハローキティ】英語表記【Hello Kitty】の関係は、【ウォルト・ディズニー】における【ミッキーマウス】の関係に例えられる。
そしてその【ハローキティ】英語表記【Hello Kitty】のキャラクターグッズは、世界70カ国で販売され、年間売上4000億円に到達する程であり、株式会社【サンリオ】とは日本を代表する企業の一つである。

その【サンリオ】の社名は、スペイン語の San Rioに由来している。Sanは地名にサンフランシスコ San Franciscoやサンディエゴ San Diegoとあるように、英語のセント Saint(St.)、日本語の「聖らか」【きよらか】を意味する
Rioスペイン語で川を表し、これは英語のリバーRiver、日本語の「河」【川】という意味である。
つまり、SanrioとはSaint River「聖なる河」を表す言葉なのだ。(河とは大きな川の事)
そして、
「人類が最初に住み始めたと言われる河のほとりに聖らかな(きよらかな)文化を築きたい」
清らかな(きよらかな)河のほとりに聖らかな(きよらかな)文化を築こう
という壮大なスケールの理念で、この【サンリオ】という会社を設立したのだという。

この様に、【清らか】(きよらか)と【聖らか】(きよらか)は、読み方も同じであり、また似た様な意味を持つのである。

また、クリスマスの前夜である【クリスマス・イブ】を日本語で表記すると【聖夜】となる。
あの有名なクリスマスソングである【きよしこの夜】であるが、この【きよしこの夜】の【きよし】とは、漢字で表記すると、【聖し】となるのだ。

きよしこの夜】の英語曲名は、世界中で誰もが知るクリスマス・キャロルである「Silent night」である。

だが、一般的には知らない人が多いのだが、ここ日本においては、この誰もが知るこの有名なクリスマスソング【きよしこの夜】の曲名や歌詞は、同じ曲で同じメロディだが、カトリック教会では【しずけき】という異なる曲名や歌詞で歌うのだ。

そして、この【きよしこの夜】の日本での歌詞は、実は三通りあるのである。

・一般【ポピュラー】
きよしこのよる
きよしこの夜 星は光り
救いの神子は 御母の胸に
眠り給う 夢やすく

プロテスタント教会
きよしこのよる
きよしこの夜 星は光り
救いのみ子は まぶねの中に
眠りたもう いとやすく

カトリック教会
「しずけきまよなか」
静けき真夜中 貧しうまや
神のひとり子は み母の胸に
眠りたもう やすらかに

と、世界中で誰もが知るクリスマス・キャロルである英語曲名「Silent night」
の日本における、カトリック教会のバージョンの曲名である【しずけき】(静けき)の歌詞の冒頭の部分の【静けき】
の【静】(しず)の部位は、私の母の元々の名前である【静子】の【静】(しず)と同じである。
そして【きよしこの夜】の日本における一般とプロテスタント教会のバージョンの曲名はそのまま【きよしこの夜】だが、歌詞の冒頭部分は、強大な力を持つ何者かによって強権発動されて家族の誰も知らない内に、私の母の戸籍上の元の名前の【静子】から勝手に変更された名前である【喜代子】(きよこ)と同じ【聖し】(きよ)なのだ。

またこの【きよしこの夜】の英語曲名「Silent night」であるが、この「Silent night」の英語の歌詞の冒頭が、

Silent night, Holy night

であり、日本語に直訳すると、

静けき(しずけき)夜、聖き夜 ( きよき夜

と、いう意味になるのである。

つまり、最初は静けき(しずけき)、その次が聖き(きよき)となり、
これはまるで母の名前が

静子】【しずこ】から【喜代子】【きよこ

に移り変わった事の様である。

因みに私の母は、家業を潰され現在の地に引っ越して来る以前である、幼少の頃から中学生に上がったくらいであろうか、その頃まで住んでいた土地では、母は、キリスト教会の子供の日曜学校に通っていたのである。
母は、キリスト教会の子供の日曜学校で、皆でお菓子を食べたり、賛美歌を歌ったり、神父様からイエス様の楽しいお話を聞かせて貰うのがとても楽しくて、キリスト教会の子供の日本学校に通う事が大好きだったのだそうだ。

そして辞典によると、【清い】【きよい】の意味は、

1、汚れ・にごり・くもりなどがなく美しい。

2、 心に不純なところがない。清廉潔白である。
3、「聖い」とも書く。神聖である。「きよししこの夜」

と書かれていた。

また、【聖き】【きよき】の【聖】は、【聖書】の【聖】であり、【聖書】の英語表記は【Holy Bible 】となるのだが、その【聖】でもある。
この【聖】を英語で表記すると【holy】、または【Saint】となる。

この様に、【聖】という文字の日本語が意味するところは、【清】と同様、【きよらか】という意味があるのだが、

1、神聖で清らかで尊い事。

2、キリスト教で、聖者の名に冠する語《Saint》。聖人。聖なる河など。

3、天皇を敬っていう語。天皇の尊称 。

と、辞書に記されていたのである。

また、【聖】という文字で辞書で調べると、【聖】は、【ひじり】とも読むのだ。

ひじり 【聖】
名詞

天皇。▽高い徳で世を治める人。
となっていたのである。
以前にも述べた通り、母や父の親戚から、近所の人達から、母の学生時代の友人達に至るまで、全員が母を【静子】(しずこ)さん、または、【しーちゃん】の愛称で呼んでいるのは紛れも無い事実であり、母を【喜代子】さんなどと呼ぶ人は誰1人としていない。
まして、祖父や祖母も【静子】や【しーちゃん】と呼んでいたのは言うまでもない
その【 静子】(しずこ)という名前は、母が20才を過ぎた頃に車の運転免許を取った時に住民票を見た時に、いきなり【喜代子】(きよこ)などという全く家族の誰もが馴染みの無い名前に変更されていたのであり、家族全員その名前に驚いたのだ。
そうした事情から、【喜代子】という名前は、母にとって、単に役所等から届く公的な郵便物上の名前に過ぎ無いのである。
そして勿論、以前に述べた通り、母の公立の小学校から中学、高校、専門学校の卒業証書や表彰状や、簿記やそろばん等の免状や日展での習字の作品など、全ての母の名前が【静子】で統一されている事は紛れも無い事実なのである。

 

 

 

 

 

 

Epilogue Part9 【内調】内閣情報調査室

Epilogue Part9
【内調】内閣情報調査室

そこで私は、
『そういえば私は、中学の修学旅行で京都と奈良に行ったのですが、学校でその京都・奈良での修学旅行での短歌の作成を宿題に出されたのですが、その宿題の短歌を作成しようとした時に、何故かほんの一瞬で思い浮かんだ短歌があったのですが、これは我ながらよく出来たと思い、友人や知人にも披露したところ、異様な程皆に褒められその上色々と質問までされたのです。
因みにその私の自作の短歌というのが、

かも川の 清き流れは 人々の 心洗いし きょうを流れる】

というものです。
ここで、まずこの【きょう】は、京の都の【】と、こんにちの【今日】をかけて掛詞になっています。
まあこれは単なる、偶然の産物ですけどね。そして私は、これも全く知らず分かっていなかったのですが、この京都を流れる【かも川】の【かも】ですが、この短歌を友人や知人達に披露した時に、
京都の【かも川】という漢字は、【かも川】の上流にある上賀茂神社の近くを【賀茂川】、下流下鴨神社近くを【鴨川】と表記するんだよ。その京都の【かも川】が上流と下流では漢字が変わる事を、君は元々知っていたの? 』
だとか
『 それはあまりにも良く出来過ぎてるよね。それって本当に君が自分で作ったの?誰かに教えて貰ったり、昔誰かから聞いたりだとか、誰かに作って貰ったんじゃないの? 』
等と、まるで私を疑う様にやたらと熱心にしつこく私に尋ねるので、その度にいつも驚いていたのですよ。
なぜなら、私としては単に私の自作の短歌を披露したというだけであり、それをただ評価して貰いたいと思っただけなのに、
【一体何故皆、サラリと交わさずに、そこまで真剣な顔をしてそんなにしつこく突っ込んで聞いて来るのであろうか。】
と、ずっと不思議に思っていましたし、そもそもそんな風に
【私では無く他人が作ったものではないのか】、等と疑われる事自体が不愉快だったんですよ。
それで私は思ったのですが、ひょっとしてその短歌を人伝えに聞いた何者かが、【【あい】さんか誰かから、何か天皇家に関する事を私が聞いていて知っているのかも知れない。】と思い、そうした何らかの事情を知る何者かが、私の知人や友人達に頼んで、【私が、天皇家に関する事で何か、聞いたり知っている事があるのかを確かめようとした。】のかも知れないと思ったのですが。』
と言ったのだ。

すると、K氏は
『そりゃそうですよ。そんな短歌が、ふと一瞬で思い浮かんだり即興で作れるのならば、あなたはあの有名な女流歌人の【与謝野晶子】になれますよ。
誰だってそんな短歌が『一瞬で浮かんだ。』等と言われても信用しませんよ。皆、【おそらく誰かから教わったに違い無い。】と思うでしょうね。
これはいくら何でもあまりにも良く出来過ぎているのです。
そんな短歌が一瞬で作れる様な才能がある人ならば、美的な物を見る度に即興でポンポンと、いくらでもそうした短歌が作れるものですからね。それであなたは、その後も俳句や短歌等が一瞬で思い浮かんだ事はあるんですか?』
と聞かれたのだ。

それで私は、
『なるほど、そうですか。私にこの様な短歌が一瞬で作れるのならば、あの有名な女流歌人与謝野晶子】になれる程上手く出来ているという事なんですね。
まあ私はその後は結局、短歌など1個も思い浮かばなかったんですけどね。』
とK氏に言ったのだ。

私は続けて、
『 という事は、この短歌の【かも川の清き流れ】とは【血の流れ】を示しており、つまり天皇家は、いにしえより西に都を置き、平安時代から明治維新以前までは、【西の京】である【京都】に都を置いていたが、明治維新後からは、【東の京】である【東京】に遷都した事と同様に、【血の流れ】が別の場所に移動した事を表しているのかも知れませんね。

また、 京都の【かも川】が同じ川でありながら、上流と下流で【賀茂川】と【鴨川】と、漢字での表記が全く変わるといった極めて特殊な事例から、天皇家から一般家庭に母が移り変わった事と何か関係しているのではないか、と今ふと思ったのですが。
とすれば、この短歌中の【清き流れは】という部位が、【きよこの血の流れ】を意味するという事なのでしょうか。』と尋ねたのだ。

するとK氏は、
『 それは勿論あなたが思った通り、【かも川】の流れとは、【血の流れ】つまり【血統の行方】の事でもあるでしょうね。
あなたは【あい】さんか誰かから、その短歌を聞いて知っていたのだと考えられますから、この短歌の中の【清き流れは】という部位が、何者かの強権発動によって、あなたのお母さんの名前が、成人した頃に突如として、家族が全くあずかり知らぬところで、【静子】から【喜代子】(きよこ)ヘと戸籍や住民票の名前を、強制的に勝手に変更されていたという、国の法律を完全に度外視した、本来ならば通常では絶対に有り得ない極めて特殊な事象があなたのお母さんの身に実際に生じた事や、更にその強大な権力を持つ何者かによってあなたのお母さんが、強制的に勝手に改ざんされていた【喜代子】という名前と、昭和天皇の孫であり平成天皇内親王である【紀宮清子】氏の【清子】という漢字が、普通大抵は、あなたのお母さんのその変更後の名前である【喜代子】と同様に【きよこ】と読める事とが関係しているという事でしょうね。

そしてそれは要するに、あなたのお母さんのその後の人生、若しくはその次世代の子、即ち、昭和天皇からの孫に当たる世代には、この【何者かに】というよりも間違い無く、【昭和天皇】の強権発動によってすげ替えられた【喜代子】という、その名前の字の如く【喜ぶ代の子】になリますよという意味や、昭和天皇の孫であり平成天皇の娘である【紀宮清子】内親王と同様に、あなたのお母さんの次世代の子が、【昭和天皇】ご自身の孫であるという事を、娘の名前、つまりあなたのお母さんの名前を天皇の強権発動により強制的に改ざんさせる事により表したという事なのでしょう。』
と言ったのだ。

続けてK氏は、
『 然しながら、この短歌にはそういった事以外に、【分かる者には分かる重要な意味が有る】と考えられますね。

この京都の【かも川】流域には、上流に上賀茂神社があり、下流側には下鴨神社がありますが、これは上流と下流というよりも、京都の出町柳より北側が賀茂川、南側を鴨川と呼ぶんですね。

その事やまた、その短歌中の【きょう】が、【今日】と【京】の両方を意味する事から、【今日】は今日【こんにち】即ち【現在】を意味し、【京】は【帝都】、つまり【皇居のある都】の事ですから、【明治維新以前】は【京都】が【京】であり、【明治維新後】は【東京都】が現在の【京】に該当するのです。
そうした事からも、恐らくこれは【南北朝】の事を意味しているのだと思います。
あなたは、【南北朝時代】という歴史を聞いた事がありますか?
鎌倉時代室町時代の間に天皇家が【南朝】と【北朝】に分裂抗争をしたのですが、その時の【南朝】の【後醍醐天皇】の名前はご存知ですか。
それに現在の天皇は【北朝】系の子孫であるはずなのに、【南朝】の【後醍醐天皇】の重臣である【楠木正成】像が何故か皇居外苑にある事はご存知無いでしょうけど。

この短歌は、おそらくその【南北朝】の事を意味しているに決まってますよ。

それにしてもこの短歌の中の【人々の】という箇所がまた素晴らしいのですよ。
いや、この【人々の】という箇所から、昭和天皇が為政者のお立場から【人民或いは臣民】を思いやり考えられている様子がありありと感じ取れるのですよ。
これに私はまず、感動致しました。
と言っても、これは勿論あなたの事を褒めている訳では無いですよ。
私は、あなたがこの和歌を一瞬で思い浮かんで詠んだなどとは思っていませんから。
実際に天皇が詠む和歌には【人々】という言葉がよくあるのです。
あなたは、ここは天皇であれば、【下々の】等と詠むのでは無いかと思っているのかも知れませんが、それはまさかさすがに、実際にはいくらそう思っていたとしても、自国の国民の事を、【下々の】だなんて和歌として詠む訳にはいかないでしょうからね。
まあそれでも良いのですがね。
ですからこの

かも【賀茂】【鴨】川の 清き(きよき)流れは 人々の 心洗いし きょう【京】【今日】を流れる

の【人々の】という箇所を、【人民の】と入れ替えてみると、どうです?

かも【賀茂】【鴨】川の 清き(きよき)流れは 人民の 心洗いし きょう 【京】【今日】を流れる

或いは

かも【賀茂】【鴨】川の 清き(きよき)流れは 臣民の 心洗いし きょう 【京】【今日】を流れる

となり、ピタリと当てはまり、天皇陛下が詠まれた和歌として違和感無く、しっくりくるのですよ。

因みに【人民】とは、国民の中から既存の支配層を除いた部分,すなわち被支配層としての国民を指すのです。
また【臣民】とは、君主国において、君主に支配されるものとしての人民の事です。
憲法下においては、天皇と皇族以外の国民は全て【臣民】と呼ばれていました。

【 臣民とは民は臣、すなわち天皇の臣下である。【臣たる民】として民を臣に昇格させ、天皇の下に官吏(官公庁や軍など国家機関に勤務する者)や民(民衆)の身分制の廃止後の君主以外の全ての者が君主に従属する臣民として平等化。
臣民とは、 subject の訳語である。一方で、現憲法の言う国民とは people を含意する nation であり、また citizen の事。】

普通一般的に、短歌や俳句を詠む場合は皆、自分自身を視点にしているのですよ。
それか若しくは、親しい人物に焦点を当てたりするものなのです。
それをましてやあなたの様な人が中学生の時に、人民の事を思いやり考え、自分自身や親しい者以外の、一般の人々の気持ち等に焦点を当てるだなんて事がある筈が無いのです。

故に、そうして

【かも川【賀茂川】【鴨川】の、清【喜代(喜ぶ代)】き 川の流れによって、人々の【臣民の】心が洗われる様に 】

等と、自国の国民である人民或いは臣民の事を、自分自身や親しい者以外に真っ先に思い考えるのは、正しくそうした為政者としての立場からの視点であり、中学生がその様な視点を持ったり、考えたりは決してしませんよ。
とはいえ、その和歌を【あい】さんが、あなたに記憶させようにも、幼児には【人民の】や【臣民の】等と教えたところで、何の事かもさっぱり分からない訳ですから、分からない言葉では幼児には覚えられないでしょう。
だから幼児の時のあなたにその和歌を教える為には、その部位は【人々の】とお教えする
他は無いでしょうからね。

こうした点等から総合的に考えて、あなたの自作だというこの短歌は、正に昭和天皇が、ご自身の子孫ヘこの和歌を贈られて、それが正しく伝わる様に【あい】さんに託されたのに違いありませんね。

それとまた、皇室では、お子様がお生まれになると、天皇陛下から和歌が贈られるという習わしがあるのです。

それがまさか昭和天皇の【ご落胤】であるあなたのお母さんやその子のあなた方がこの様な酷い状況になられるとは、昭和天皇は思いもされ無かった事でしょうね。

ですがまあ、こうなってしまった以上、要するに結局は、あなたが今後について、あちら側にどういった条件を突き付けるかなんですよ。』
と、言ったのである。

その後もK氏は、【内調】内閣情報調査室の外事の部長と、幾度もそれについて話し合う事となったのだ。

#Epilogue Part8 【内調】内閣情報調査室

#Epilogue Part8
【内調】内閣情報調査室

K氏は、 『まあ、あなたの立場からすればそれは無理も無いでしょう。

しかしそれにしてもやはり思った通り、【内調】(内閣情報調査室)の外事の部長からはっきりと聞きました

が、お母さんは昭和天皇の【ご落胤】でしたね。
まず、あなたのお母さんの名前が法律を取っ払って、強大な権力のある何者かによって、家族の誰も知らない内に戸籍の名前を根本から強制的に改ざんされていた事実。
また、いくら向かいの家に【赤の人】(共産党か何か)が住んでいるからという理由でも、実際に、あなたのお母さんや【あい】さんが住んでいる私邸内に5,6人の警察官が常時駐在し続け、そこで毎日、寿司を食べたり酒を飲んだりして宴会をしていた事実。
更にお母さんの母親の妹の【あい】さんは、宮内庁だか皇宮警察の方とご結婚をして皇居内にまで住んでいたにも拘らず、戸籍上では未婚になっているというのも、籍も入れずに皇居内で職員と同棲して居住出来る事などまず有り得ません。

そしてお母さんの母親が、妹である【あい】さんを引き取って【あい】さんを老人ホームに入居させるまではずっと一緒に住んでいた。
にも拘らず、あなたのお母さんやあなたに一度も話しかけた事が無いというのも異常です。
それに買い物以外の家事全般をお手伝いさんの様にしていたのであれば【あい】さんは、どうも頭がおかしいとも思えませんしね。

またお母さんの母親はずいぶん兄弟が沢山いるのに、その兄弟やその家族や親戚一同に至るまでの、誰一人として戦争には行って無いというのも有り得ませんよね。

それから三菱商事の人間が、三菱の銀行やら他の三菱系の人間達を使ってまでして、わざわざあなたを香港に招待して、皇太子妃の【雅子妃】の亡くなった【婚約者】が不審死したなどと、その【三菱商事に勤務する雅子妃の元婚約者の弟さん】まで香港に呼んで偶然を装ってあなたに会わせたりするなんて。
だいたい遠い異国のレストランでちょうど雅子妃の婚約者の話をしていた時にその婚約者の弟さんと鉢合わせて遭遇するだなんてそんな偶然がある訳が無い。
それにそんな国家最高機密を、出会ったばかりで、しかもまだ学生であったあなたに気軽に話す事もまず有り得ない。
だいいちお母さんの両親が離婚をして全く別の地域に住んでいる時に、お母さんが生まれていてる。
その上、あなたのお母さんの男親の方が赤ん坊を引き取って育てているというのも変ですしね。
更にお母さんが2,3歳の時にお母さんの両親が復縁し再び籍を元の婚姻関係に戻した時に、以前婚姻していた時はあなたのお母さんの母親が父親の姓に入籍していたのに、再婚時には逆に、父親の方があなたのお母さんの母親の姓に変更して入籍し、あなたのお母さんもその時に父親と同時に母親の籍に入籍するという、かなり不自然なややこしい事をしていますしね。

そもそも、あなたが当初思っていた様に、AV業界や芸能界のいくら大きな秘密を知ったからといっても、そんな事でこれ程大規模な包囲網を【内調】内閣情報調査室の外事の部長が取り仕切る訳も無いですから。

それと実は昭和天皇は歴代天皇の中でも特別な存在なんですよ。何しろ日本では終戦前までは昭和天皇は本物の【現人神】だと思われていたぐらいですから。
それに昭和天皇の周囲の者達が、単なるプロタガンダでは無く、事実【本物の現人神】だと皆が認識していたという事を私は公安調査庁にいた頃に実際によく聞いた事が有りましたからね。
そこまで昭和天皇の周囲の者達からも、本物の【現人神】だと考えられ認識されていたという事は、ひとえに天皇という強大な権力が有るからというだけで無く、当然【現人神】と周囲が認めそこまで本気で神聖視されるだけの、何かそう思われる余程の事情があったので無ければそこまで思う筈が無いんですよね。
【現人神】とは【この世に人間の姿で現れた神】という意味ですよ。昭和天皇の周囲の者達も馬鹿じゃ有りませんから、事実そこまで神聖視されるだけの余程のそう思わざるを得ない、何か確かな事が無ければ、何の根拠も無く、ただ闇雲に本物の【現人神】だなどと思う訳が無いですからね。
ですからとにかく、昭和天皇はそれだけ歴代天皇の中でも特別な存在だという事なのです。
となると、その血を受け継いでいるので有れば、これは大変な事ですよ。何しろその昭和天皇の三世で有れば、非常に昭和天皇の濃い血が流れているという事になりますからね。
世の中には昭和天皇を未だに神だと崇めている者達が大勢いますし、その中には狂信的とも言える者達も大勢いるのです。
またその逆に終戦前まで植民地だった朝鮮半島を始めとする他のアジアの人達もそうですが、この国にも昭和天皇を未だに恨んでいる者達は大勢いるのです。
何しろ終戦前までは日本はアジア一帯を植民地にしていた大日本帝国だった訳ですから。
まあ日本側としてはアジア一帯を西洋の植民地から解放するという大義名分というか崇高な目的があった訳ですが。
実際、大日本帝国がアジアに進出していなければ、アジア諸国はほぼ全て西洋の植民地になっていた事は間違い無いでしょうからね。
そしてそれに感謝している台湾の様な国も中には有ります。

然しながら朝鮮半島の人達の様に日本や天皇を恨んでいる国々も有るのです。
勿論、そうした国の人達にはそうした国の人達の事情や言い分が有るでしょうからね。
そしてまた、この日本国内にもそうした日本や天皇を恨んでいる朝鮮半島の人達が大勢いますし、日本の国民でも戦争で家族を失った人達など、天皇家を恨んでいる人達や嫌いな人達は未だに大勢いるのです。
そうした人達からしてみれば昭和天皇の3親等などは憎むべき対象でしか無いのですよ。』 と、言ったのだ。

そこで私は『なるほど、やはり昭和天皇は歴代天皇の中でも特別な存在なのですね。
しかしだからといって、私や私の家族こそが、天皇と関わった事でそうした公安の者達からここ迄酷い嫌がらせを受け続ける謂れは無いですし、寧ろ、私や私の家族こそが最大の被害者という事になりますよね。
【あい】さんだって皇居内に住んでいる宮内庁の職員が、【あい】さんが美しいという評判を聞いていきなり【あいさんを嫁に欲しい】と訪ねて来て、その【あい】さんの親が【あい】さんの意見も聞かずに、勝手に宮内庁の職員の嫁として家から追い出されてしまっただけなのですからね。
それが実は【宮内庁の職員の嫁】というのが嘘で、天皇の奥さんになるとはまさか【あい】さんだって夢にも思わなかったでしょうし。その挙げ句、その天皇の奥さんである【あい】さんから三代にまで渡ってこんな酷い目に合わされているのですから。
ましてや母や私など、ただ血の繋がりがあるというだけで全く関係も無く、何の利点も無いどころか、天皇の周囲の悪意のある人間達によって私達がこんなに酷い目に合わされる事になり、更には公安や彼らが使う巨大な組織が、私達に対する大掛かりな嫌がらせにかかる費用として莫大な金額を国に計上し、国家予算を掠め取る為にこうして利用されている訳ですから。

という事は、日本や昭和天皇を恨んでいる人達に、私が被害者なのだと分かって頂ければ、ひょっとしたら私に同情してくれるかも知れませんよね。』 と言ったのだ。

するとK氏は、
『そうは言っても当時の宮内庁職員が天皇陛下に逆らえる訳も有りませんからね。
その宮内庁職員ご当人としては、本当にご当人の嫁にと思ってご自身が職業上で住まわれている皇居内に【あい】さんをお連れしたのかも知れませんよ。
もしそうだとしても、たまたま昭和天皇にご挨拶等をした時か何かの節に、天皇が【あい】さんを見初められて、天皇ご自身から
『【あい】さんを妻にしたい。』 
と望まれたならば、当時の宮内庁職員の立場としては【あい】さんを昭和天皇にお譲りする外は無いでしょうね。
それにあなたがいくら【私も被害者だ】などと言ったところで、そうした天皇家に恨みを持つ者達には全く通じやしませんよ。
彼らは単に【血の繋がり】でしか見ていませんから。
そしてそうした者達に、もしこの事実を知られてしまったら、あなたは正しく彼らが憎むべき対象になる訳ですから、当然命を狙われるか、若しくはあなたに同情した振りをしてあなたに近づき、何かの時に使えるかも知れないと思い、監禁や軟禁をしようとするかも知れませんがね。
然しながら日本や天皇家に恨みを持つ者達が本気であなたに同情するなんて、そんな全く馬鹿げた事はまず100%有り得ませんがね。
あなたはそうした者達がどれ程深くこの日本や天皇家に憎悪の念を抱いているのか分かって無いのですよ。
そうした者達は【終戦の時に天皇家を全員処刑するべきだった】と、さえ考えているくらいですからね。
それに、もし仮に天皇家の集まりなどで皇室関係の方々が一同に集まる事があったとして、或いはそうした天皇家が一同に集まる機会を狙って、万が一そうした場所に、どこからか天皇家に対して良からぬ感情を抱く者等が、爆発物などを仕掛けないとも限りません。
そしてそうした者達の企みにより、今の天皇家の濃い血を受け継いでいる人が全て居なくなってしまわないとも限らない訳ですよ。
勿論そんな馬鹿げた事など有る訳が無いとは思いますが、世の中にはそうしたおかしな輩や、心の内ではそうした事を望んでいる者がいないとは断言出来ないのです。
現に、あのアメリカでさえニューヨークであの様な大規模なテロが起きるだなんて、誰もが信じられない様な事も実際起きている訳ですからね。
然しながら天皇家に関しては、【万が一】などという事は決して有ってはならず、またあらゆる馬鹿げていると思われる状況でも想像出来る範囲の事は全て想定し、万全の体制や対策を講じなければなければならないと決まっているのです。
それから宮内庁には、決して表には出ない【皇統譜】という物が有り、それには表には決して出ない本当の血の繋がりの系譜が全て記載されてあるのです。
例え表向きには天皇家とは無関係であっても、【皇統譜】には真実の系譜が記載されているのです。
勿論、然るべき者達以外はそれを閲覧出来る訳も無く、一般人には決して見られたり知られる事も有りませんから真実の血統が記載されているのですよ。
【内調】内閣情報調査室の外事の部長によれば、その【皇統譜】にあなたやあなたのお母さんの名前がしっかりと記載されていたとの事でしたよ、姫。』 と言ったのだ。

そこで私は、『そう言えば、江戸幕府を倒し、王政復古し、天皇制を復活させた明治維新の立役者である【長州】という現在の山口県出身で、日本史の教科書にも載っている有名な大臣であり、
元老【 元老とは、1. 功労のある長老。2. 皇室から特別の待遇を賜り、国家の大事につき御下問を受けた政治家。天皇に意見を述べ,その決定に参与するなどの枢機を行なった。明治憲法下における支配体制維持の為の機能を果した。元老と呼ばれれたのは伊藤博文山県有朋井上馨黒田清隆西郷従道大山巌松方正義桂太郎ら】

その元老であった【井上馨】の曾孫から、【皇統譜】という言葉を聞いた事がありました。

それは私が、その明治維新の頃の有名な大臣である井上馨明治天皇から元老に任じられ、引き続き絶大な権力を握った。特に後継首相の決定には強力な発言権を有し、井上馨伊藤博文山県有朋とともに長州閥の頂点に君臨した。】の曾孫である井上氏と話していた時に、私は
『映画によく出て来るFBI証人保護プログラムの様に、私の戸籍を全くの別人として変更したい。』 と彼に語ったのですが。

するとその時、井上氏が唐突に私に
『君の名前は宮内庁にある【皇統譜】に記載されているよ。
よって君の戸籍はその【皇統譜】にあるんだよ。
だから俺がある人に頼めば君の戸籍の名前や生年月日を簡単に変更してあげられるよ。
君の戸籍は【皇統譜】に記載されているから、俺からしてみれば君の戸籍をいじって変更するのは簡単な事なんだよ。』 
と言われた事があったのです。
然しながら、そもそも私は【皇統譜】という言葉自体をその時に初めて聞いたんですよ。 更に何の前触れも無く、唐突に早口でサラリと言われたので【皇統譜】という言葉自体が分からず、単に国民の戸籍全てを宮内庁が保管しているのかと思ってしまったのですが。
そうした訳で、その時は別段それについて何も質問したり疑問を持ったりせず、只々【元華族だの貴族院だの元老だの、そういった立場の人にとっては戸籍を変更する事など簡単なのだな。】としか思わなかったのです。

それと、これもその時に聞いたのですが、その井上氏の曽祖父である、長州出身の明治維新の有名な大臣であり元老であった【井上馨】氏は、皇居内で、天皇自ら、天皇家に伝わる三種の神器を見せてもらったそうです。
そして、その三種の神器の一つである【鏡】の裏に、何故かユダヤヘブライ文字が記されてあったと言っていたそうです。

また、そればかりか、他にも天皇家にある膨大な史料を見せられたのだという事です。

それを見た【井上馨】氏は、
『信じられない事だが、実は天皇家は、はるばるエジプトからずっとこの日本まで渡って来た民族で、この日本列島までやって来て朝廷を築いたのだ』。と言っていたそうです。

実際に【井上馨】氏は、皇居内に、エジプトの頃からの歴史史料が全てそのまま遺されていて、しかもとてつもなく膨大な量の史料が保管されているのを、天皇自ら、見せて貰ったのだそうです。

またその膨大な史料は、終戦の時にアメリカのGHQも勿論見たそうです。
GHQは当初、終戦の時に天皇家を廃止する事も検討していたらしいのですが、三種の神器天皇家の祖先がエジプトにいた時代からの膨大な記録等の史料がずっとそのままの形で遺されていた事から、それを見たGHQの人達は心底驚いたという事なのです。

そして【天皇家には、これ程の長い歴史があり、エジプトから脱出してこの日本まで渡って来て王朝を築き、更に当時までの全ての記録が残り、人類の辿って来た歴史が全てその膨大な史料に書かれてあり、それまでの歴史の全てを知り得ている。
そればかりか、世界の王朝が頻繁に変わる中で、日本の皇室だけが万世一系を維持し、天皇は世界に唯一残る「皇帝(emperor)」となり、その存在自体が「世界史の奇跡」だ。
これ程長く続いて来た天皇家を無くす事は出来ない。】という事になった。
そしてその結果が天皇家が遺されるという結論に至った真の理由なのだ、とその明治維新の有名な元老であり大臣である【井上馨】という井上氏の曽祖父から、彼の祖父や彼の父、そして私の友人である井上氏が伝え聞いたのだと言ってました。

だから井上家では、万一の非常事態の際に、真実や史実を記録し残す事がいかに重要で大切であるかを、延々と説かれたのだそうです。

他にも旭日賞の勲一等を天皇から授与されると、授与した当人から三世まではその特権が有効となり、ありとあらゆる特別待遇や優遇措置が得られる事になるのだという話をしていましたね。
しかしそれらはその【井上馨】の家系に限らず、元々、華族貴族院として栄典を授与した者には終戦前までは、当然与えられていた特権なのだそうです。
そして一般の人達には知られて無いだけで、終戦と同時に無くなったと思われているそうした栄典に基づく名誉ある特別待遇や特権は今でも現存しているのだそうです。
その有名な大臣であった【井上馨】という私の友人の曽祖父は勿論、勲一等を授与していたのですが、彼の祖父も亡くなる少し前に勲一等を授与した為、その祖父からの三世にあたる彼も、何とかそのあらゆる特権や特別待遇を受ける権利が得られたのだと言ってました。

またそれだけで無く、明治政府の上位官職を【薩摩(鹿児島県)、長州(山口県)、土佐(高知県)、肥前佐賀県)】の薩長土肥でほぼ独占していた中でも、とりわけ長州(山口県)は天皇家にとっては、特別中の特別であり全くの別格なのだと言ってました。
そして今でも元長州である山口県出身の政治家やその家族や子孫を強力にバックアップする為の影の大きな組織があり、そこからもその【井上馨】の曾孫である彼は守られているのだそうです。

また私の友人である井上氏は、異常な程にユダヤ人への興味を示し、『実はユダヤ人こそが世界を牛耳っているのだ。』等と言ってました。

井上氏はまた、
『そうしたユダヤ人が世界を牛耳っている故、その世界を牛耳るユダヤ人であるロックフェラー家やロスチャイルド家や、世界のダイヤモンドを一手に管理するデビアスなど、そうした世界を牛耳るユダヤ人に近づく事こそが、権力に近づく早道であり重要なのだよ。
実はそこからの指令で起きている事件や出来事がどれ程多いのかを、一般の人達には全く理解出来ないだろうけどね。
だから俺は、絶対にそうした世界を牛耳るユダヤ人達に近づかなければならないんだよ。
そうしたユダヤ人からすれば、日本なんてどうにでも動かせるんだよ。
俺は曽祖父がこうした元貴族院で元老であった家柄上、小さい頃からこうした事を聞いてて知っているんだよ。
そんな訳で実際、俺は元々、日本なんて全く眼中に無いから。』
と、私に対してあまりにも真剣に熱弁を振るってましたけど。

そして私が井上氏に
【こんな事を言っても誰にも絶対に分かって貰えないと思うけど】
と言う度に彼は、
『俺は分かるよ。だって俺は君以上に君の事を良く分かってるし、そんなの全部知ってるから。』と、言うのです。

そうして井上氏が、私の話を全く疑わず、また否定もせずに聞いてくれるので【私の話をやっと分かってくれる人がいた。】と、嬉しくなり、ついつい話し続けてしまって。
でも実際には井上氏の方が余程、彼の曽祖父とか祖父や天皇家の話とか世界を牛耳るユダヤ人の話を延々と喋りまくってましたけどね。

また非常に不思議な事ですが、実はこの時、私と井上氏はお互いにこうして夢中で話し続けた為か、気がついたら何と、3日も話し続けていたんですよ。
私も彼もこれにはさすがにお互いに驚いてしまった訳ですけどね。
『あれ、私達、2日前から語り続けているよね。一体なんで2人共いつの間にか3日も話し続けてたんだろう。怖いねって。』と言ったのだ。

するとK氏は、
『なるほどね。それにしても国民の戸籍全てを宮内庁が保管しているだなんて、そんな事有る筈が無いでしょう。
一般の国民の戸籍は市区町村の役所が保管しているに決まっているじゃありませんか。
宮内庁が保管し、その【皇統譜】に記載されているのは天皇家や皇族しか有り得ませんよ。
あなたは何を馬鹿な事を言ってるんですか。
その彼は、単にあなたがその【皇統譜】に記載されている事をあなたに伝えたかったのでしょうね。
まあしかしそれにしても、昭和天皇が生きていらっしゃった時とその後の平成では余りにもあなたに対する待遇がガラリと変わってしまってますね。
これではいくら何でもはっきりと線引きされ過ぎてますよね。
さすがに昭和天皇がお亡くなりになられるまでは、昭和天皇を敬意を持つ者達から何とかあなたが守られていたのでしょうが、平成になった途端にそれが無くなった、という事でしょうね。
でもその昭和天皇が亡くなられる以前から、せっかく【あい】さんやあなたのお母さんにいくつも豪邸をあげているのに、それらの全てを騙し取られたりしていた事は、昭和天皇は恐らくご存知無かったのでしょうし、昭和天皇は取り巻きの者達がちゃんとやってくれていると疑わず、彼らから裏切られ騙されていたのでしょう。
そうで無ければ元々【あい】さんやお母さんの家族に豪邸をあげたりもしていないでしょうし、お母さんが成人した頃に一般の法律を完全に度外視してまで強権的に戸籍の名前を変更してしまうなんていう、痕跡を残す事をする訳が無いでしょうからね。
おそらくあなたのお母さんや【あい】さんを実家に戻したのは、日本が戦争に負ける事が分かり、その戦争責任を取らされて、天皇家全員が処刑される事を危惧されたからでしょう。
少なくとも戦争責任で天皇家が無くなる事は、ほぼ確実な状況でしたでしょうから。
それで、何とか【あい】さんや【ご落胤】である、あなたのお母さんだけでも【どうか無事に生き延びて欲しい】、と願われたのに違い有りませんね。

ですからそこから考えても、昭和天皇自身は勿論、周囲の者達がちゃんと【あい】さんやあなた達家族の面倒を見ていると思って周囲の者達を信用していらしたのは間違い無いでしょう。
それでも昭和天皇が生きてらした頃はまだ良かったですが、昭和天皇が亡くなってすぐに、またあなたの両親がそれまで軌道に乗っていた、経営していた店を酷く強引なやり方で騙し取られ急激に酷い状態になりましたよね。
そして更にあなたのお父さんをライオンズクラブに引き込み、若い頃にご結婚されそこから商店でずっと働き、会社勤めをした事の無い世間知らずなあなたのお父さんを、そこでまた寄ってたかって夜の街に無理矢理誘い込み、数千万円もの大金が騙されているというのも計画的にやられてしまったんでしょうね。

それにしても昭和天皇の取り巻き達というのは、これは相当に悪いですね。
昭和天皇と血の繋がったご家族を、こんなに策略を練って酷い目に合わせるのですからね。
それでも昭和天皇がご存命の頃は、まだあなたも守られていた様ですし、これは明らかに昭和天皇はあなたの家族がこんな酷い事になるとはまさか思わなかったでしょうね。

それにお母さんが変更されていたお名前の【喜代子】という名前ですが、【ツギ】【キヨ】という言葉は、皇居内の宮中三殿賢所における最も重要かつ基本的なしきたりなのです。
そして清浄ではないことを「次」、清浄なこと
を「清」と言い、どんなに細かい事でも厳格に区別する「次清」という概念であり皇居内における最も重要であり、厳格さの象徴なのです。

そして昭和天皇の【ご落胤】である娘、つまりあなたのお母さんが成人してから、若しくはお母さんの次の代であるあなたの代で、【喜ぶ代の子供】になるという意味で、元々の【静子】という戸籍上の名前を、昭和天皇ご自身が【喜代子】という名前に変更する事を強権発動される事で、作為的に昭和天皇ご自身の【ご落胤】であるという大きな痕跡を残し、そこにその強大な権力を示されたいという意図がはっきりと見えるのです。
更に漢字や読み方こそ違いますが昭和天皇ご自身の孫である【紀宮清子内親王】の【清子】は普通は【きよこ】と読むでしょうから、【静子】である娘の次の代、つまり孫は【喜代子】(きよこ)なのだという意味合いでそう名付けられたのでたのでしょうからね。

要は昭和天皇がいかに【あい】さんを愛されていたのかという事なんですよ。よほど【あい】さんを愛されていたからこそ、無理矢理普通一般では有り得ない、法律を取っ払い、戸籍に記載された【静子】という名前をわざわざ、昭和天皇ご自身が命名された【喜代子】に変更する事を作為的に強行し、その権威を意図的に誇示されたという事ですよ。
それに【あい】さんや昭和天皇ご自身の【ご落胤】つまり娘であるあなたのお母さん達を隠す為に【あい】さんを実家に返したり、お母さんが2,3才になるまでは、実家とも離れた全く別の所に住んでいたというのも、終戦により、ドイツのヒトラーやその親衛隊が全員処刑された様に、日本の天皇家も戦争責任により天皇一家全員が処刑される可能性があった訳ですから、そうした場合でも見つからずに何とか生き延びて助かって欲しかったからでしょうね。

イタリア王家も第二次世界大戦の敗戦によって廃止されましたしね。

実際、この第二次世界大戦で敗戦国になった事によりA級戦犯になった人達は、戦争責任で全員処刑されている訳ですから、昭和天皇といえども勿論、米政府次第ではそうなる可能性は高かった訳ですよ。
昭和天皇も敗戦が濃厚になるにつけ、相当のお覚悟をされていた事でしょうからね。

いや然し、でもこれではさすがに、今上天皇はあなたに会いづらいでしょうね。
あなたもあなたのお母さんも余りにも酷い目に合わされ過ぎてますから。』
と言ったのだ。

#6Epilogue Part 公安調査庁CIAAgentMr.K

#Epilogue Part6
公安調査庁CIAAgentMr.K

さてここから本題に入る事にする。勿論、元公安調査庁でその後CIAのエージェントだったK氏と内閣情報調査室の外事の部長の話からである。

公安調査庁のエージェントであり、その後CIAのエージェントであったK氏が、私のその国家による大規模な包囲網を個人的に?解決に協力してくれたのであったが、調査していく中で次第に、皇室絡みの問題がある事が判明し、その過程においてK氏が、内閣情報調査室、いわゆる【 内調 】という日本のCIAとも云われる政府機関の、どういう理由か何故か出て来た外事の部長や、また宮内庁の職員とK氏が対話を重ね、更に天皇学習院時代のご学友の何人かとまで会談をしてもらっていたのであるが、その最中、突然K氏がK氏自身の会社も閉鎖して行方が分からなくなってしまったのだ。

私が、ようやく唯一信頼していた元公安調査庁の職員であり、CIAのエージェントであったK氏は、その件でK氏に動いてもらっている間に急に連絡が取れなくなり、私がやっとK氏を見つけた時には、K氏は50過ぎの若さで突然脳梗塞で倒れており半年間も意識不明状態であったというのだ。そしてK氏は半身不随になり、車椅子で生活する身体障害者になっており、その後大分良くはなったのだが、つい最近亡くなったのである。
いったいどういったいきさつでそうなってしまったのか。それまでの私とK氏、またK氏と【内調】や【天皇家】関係者【宮内庁】や天皇の【ご学友】との協議等の真実のやり取りの経緯をここで述べていく事にする。

老人ホームに入所するまで祖父や祖母と同居していた祖母の妹である【あい】さんの附票や、母の戸籍謄本や住民票などを私に持って来させ、それらを精査する事により、何者かによって通常では絶対に有り得ない形で強制的に戸籍謄本や住民票を改ざんされ母の成人後に名前を変更されていたり、祖母の妹である【あい】さんが宮内庁に勤務する人物と結婚し、皇居内で生活していたにも拘わらず宮内庁皇宮警察の人はおろか、一度も結婚していた記録が無い事や、また【あい】さんや母が住む私邸の中に常事、警察官が5,6人もいた事等から、元公安調査庁の職員であり、その後CIAのエージェントでもある事を私にカミングアウトしたK氏は、『これは何者かによるお母さんの戸籍上の名前の改ざん一つとってみても、公立の小学校や中学校や、別の市に転居してから転校先の中学校の時の免状や卒業証書にもきちんと名前を変更されるまでの名前が記されてますし、こういった公立の学校には私立でも外国人でも無い限り、住民票から学校に届いた名前で案内が行きますから、日本国籍の者なら間違い無く住民票に記載されている名前が使用されます。
ですから、そうした戸籍や住民票に記載された名前を勝手に全く違う名前を公の機関で使用したり、ニックネームなども当然、公立の学校では使用禁止なのです。
それを、お母さんが22才で運転免許を取る時に住民票を取った時に、家族の誰もが知り得ぬところで住民票の名前や戸籍が、【静子】から【喜代子】という全く家族の誰もが馴染みの無い、およそ自分の名前だとは全く納得出来ない違和感しか無い名前に突如として変わってしまったという、日本国民としては絶対に有り得ない事が起こり、家族全員が驚いた等という話は、正しくその通りですよね。
あなたのお母さんが22才で運転免許を取る時に住民票を取った時までは、小学校からの学生時代の卒業証書や免状がそれ以前の【静子】という名前だったという事は、あなたのお母さんが高校や専門学校を卒業するまでは戸籍上や住民票の上では当然【静子】というその名前だったに違いありません。
仮にもし戸籍や住民票に記載された名前を変更する手続きをしていれば、当然、家庭裁判所で住民票や戸籍謄本に家庭裁判所で変更した記録が記載されているはずですからね。
それに現在のお母さんの名前である戸籍謄本や住民票の名前である【喜代子】とは、字数も違うし全く似ても似つかない名前なので間違いようが無いですからね。
また日々生活していれば、役所から保険証などさまざまな郵便物が送られて来る訳ですから、20年くらいの長い年月の間に家族の誰も、あなたのお母さんの名前が違っていた事に気づかない事など有り得ませんよ。
もしこの様に日本国民が住民票や戸籍謄本に記載されている名前が、こんな風に何者かによって勝手に名前を変更される様な事が日常的に彼方此方で行われていたら、日本中でとんでも無い騒ぎになっていますよ。
それこそ保険証だとか年金やパスポート等にしても、とんでもない大騒ぎとなって日本中で大混乱を起こす事は間違いありませんよ。
でもそうした騒ぎは勿論、聞いた事が有りませんから、家族のあずかり知らぬ所で勝手に名前を変更されるだなんて、そんな事をされている人はこの法事国家の日本においては、誰一人としていないという事ですよ。
つまりこんな事は通常では絶対に有り得無い事なんですよ。要するに恐らくは、余程の力を持った何某かが、明確な強い意図を持ってした事でしょうね。そこに何か強烈な意味を持たせたかった。そうでも無ければこんな事を意味の無いただのいたずらで実行する者など居るわけが有りませんからね。
これはこの件で指揮を執っている人間を絶対に探さなければいけないですね。間違い無く全てはそこが元凶ですからね。』と言ったのだ。

そして私が当初探していた、【私の相談に乗ってくれる【公安】の人間を紹介する】と言っていた、自称【国土交通省】の役人でありその後【東京大学】内で勤務している事が判明した田辺が、一体誰からの指示で動いていたかを探る。と言って、K氏は田辺を盗聴したりハッキングしたりする作業に取り掛かったのだ。その方法としてK氏は、田辺のメールにウイルスを入れハッキングしている事や、田辺が使用する携帯電話を三角測量や三角網によって盗聴したのである。
そうしてK氏は、『田辺が私の事について誰かの指示を受けてやっていた事等を田辺に直接指示していた者と話していた事が分かった。』と言ったのだ。
そして次にその田辺に指示していた人物を盗聴し、更にその人物に指示していた人間を探るという、どんどん上を辿っていった結果、何とそれが内閣情報調査室の外事の部長に辿り着いたのだ。
だがK氏は、『公安で最も力が有るのが内閣情報調査室だから、そこが指揮を執っているという事は納得出来るんですよ。だが一体、何故外事の部長が指揮しているのかが謎ですね。普通は内閣情報調査室の外事の部署というのは外国からの危機に対処する部署ですからね。普通に考えてあなた達の件で外事の部署が関わる事では無いと思うんですけどね。それなのにそれがどういった訳であなた達の件で外事の部長が関わってきたのかが私としては不思議なですし興味が有りますね。』と言ったのだ。なるほど言われてみれば内閣情報調査室が指揮を執っているのは分かるとして、確かに何故外事の部署なのか。その理由は一体何なのだろうか。

こうして元公安調査庁のエージェントであり、その後CIAのエージェントであったK氏が、国家権力による大規模な私への包囲網の件を個人的に?解決に協力してくれる事になったのであったが、調査していく中で、次第に皇室絡みの問題がある事が判明し、その過程においてK氏が、内閣情報調査室、いわゆる【 内調 】という日本のCIAとも云われる政府機関の、どういう理由か何故か出て来た外事の部長や宮内庁の職員らと、K氏が対話を重ね、更に天皇学習院時代のご学友の何人かとまで会談をしてもらっていたのであるが、その最中、突然K氏がK氏自身の会社も閉鎖して行方が分からなくなってしまったので、この問題解決も中断を余儀なくされてしまい、私は非常に困っていたのだが、ようやく住民票からK氏の行方を追う事が出来たのだ。

後でこの件については詳しく述べるが、
K氏が私の前から消える少し前から、K氏は、『 まあこれをやっているのは内閣情報調査室、いわゆる【内調】だと判明したから。ただ奴等は本当にヤバい。というのも内閣情報調査室という所は、自分達に都合が悪い事があると、すぐにその相手の人物をいとも簡単に消しちゃうんですよ。つまり都合が悪くなるとすぐに殺してしまうという事ですけどね。そういった意味では、内閣情報調査室に比べたら私がいた公安調査庁なんかは全く普通のところですよ。だからはっきり言って内閣情報調査室の部長に会うという事はかなり私でさえ危険極まりない行為なんですよ。
まあ、だが公安調査庁の資料室には日本の大抵のちょっとした力のある人物の事は、全て徹底的に調べ上げていて、その人物の弱みを抑えてあり、調査報告書が全て資料室に保管してあるんですよ。誰かに本当の事を話させようとする時は、公安調査庁の人間は必ずその資料室の調査報告書を使うんですよ。そしてその調査報告書を資料室から取り出してそれを持って行けば、誰だって簡単に口を割らざるを得ないからね、そんな事に時間をかけてられないし、一番手っ取り早いんですよ。
いいですか、どんな人間にだって徹底的に調べ上げれば必ず弱みがあるんですよ。だからそこを突けばいいのです。
そして話し合いの場には必ずその相手の調査報告書を公安調査庁の資料室から取り出して持って行って、まずは相手の言い分を聞いて、まあ最初はどうせみんなとぼけるものなんだけど、こちらがいくら丁重にお願いしても相手がとぼけてきて、【 白を切り通す気だな。これではとてもお話にならないな。】とこちらで判断したら、その調査報告書をサッと出して相手に突き付ければ、まあまず必ずまともな話が出来ますからね。
でも逆にそういった相手を窮地に陥れる程の調査報告書で無ければ、連中は勿論、こっちをなめてかかるし、まともに素直に話し合いに応じる訳が無い。
それにその対象人物が他からも脅しをかけられている可能性が高いからねえ。
そうしたらそれ以上の脅しをかけるか、『 吐いちゃえば楽になるよ。正直に吐いてもらえば、逆にこちらがその対象人物を守ってやればいいんでしょう。』ともっていくんですよ。
まあ普通はこちらは勿論どこにも負けるつもりが無いしね。』とまあ、みんなそんなもんですよ。
そんな風に、そこまでの弱みを突かれ無ければ、本当の事なんて正直に話す奴なんて誰も居ませんよ。時代劇だってそうでしょう?
いくら力があったって有無を云わせぬだけの悪事の動かぬ証拠を突きつけなければ悪代官共だって【証拠を出せ。】とうるさいんだし。
ただ内閣情報調査室【 内調 】の連中は本当に慎重に気を付けないといけないけどね。
ここはここで公安調査庁よりもかなり力がある部分もあるし先程話した様に、自分達に都合が悪くなるとその相手をいとも簡単に消すからね。
だが公安調査庁の資料室には【 内調 】の外事の部長の弱みが書かれた調査報告書もちゃんと保管して有ったし、それは既に取り出してあって持ってるし、もう全て弱みは掴んでいるから。まあ、あとはこれを持って【内調】の外事の部長と会って話をするのが楽しみですよ。』と言っていたのだ。

『 それで、その公安調査庁の資料室に有った調査報告書に書かれていた、内調の外事の部長の秘密って、いったい何が書かれていたのですか?』と、私が聞くと、
それはアメリカで起きた9.11のテロの件なんだけどね ...。
実は内閣情報調査室のその外事の部長は、9.11のテロがあるのを事前に知っていたのにそれを言わずに黙ってたという証拠が公安調査庁資料室の資料の中にあったんだよ。
これはもう大変な事ですよ。』と言ったのだ。

それで私が『それがそんなに大変な秘密になり得るんですか?』とK氏に尋ねると、K氏は『そりゃ当たり前じゃないですか。9.11でいったいどれだけの犠牲者が出たと思ってるんですか?それを考えれば9.11が起きる事をその前から事前にその情報を知って分かっていたのに黙っていたという事がどれ程罪深いか分かるでしょう。とまあ内調の外事の部長が関わる決定的な証拠が公安調査庁の調査室から出てきた訳ですよ。いやあ、これには驚きましたね。』と言ったのだ。

#Epilogue Part5【内調】内閣情報調査室

公安調査庁の職員でCIAのエージェントでもあるK氏は、【内調】内閣情報調査室の外事の部長と連絡を取り、【内調】の外事の部長に、自称【国土交通省】の役人だと言いながら、その実何故か【東京大学】内で働いていたT氏への盗聴をしたところ、T氏に指示していたT氏の上位に属す者を見つけ出し、そこから更にその人間を指示していた人物を辿った結果、それが【内調】内閣情報調査室の外事の部長であった事実が判明した事やそれまでの経緯等を話したのだという。

そしてK氏は【内調】内閣情報調査室の外事の部長と上野の国立美術館で会う事となったのだ。

そこでK氏が【内調】内閣情報調査室の外事の部長と話し会った結果、案の定【内調】の外事の部長は一筋縄ではいかない人物だった様であるが、それでもK氏が【内調】の外事の部長から何とか聞き出した結果、この私を取り巻く包囲網の状況の原因は、やはり祖母の妹である【あい】さんが【皇宮警察】や【宮内庁】の者と結婚していた為に皇居の敷地内で暮らしていたのでは無く、【あい】さんが天皇の【御内室】、つまり夫人であった事にあるというのだ。

そこで私が『要するに【あい】さんは天皇の【妾】だったという事ですか?』とK氏に尋ねたのだ。

すると、K氏は『天皇に妾という言葉は無いのです。ですから【あい】さんも天皇の【御内室】奥さんなのですよ。従ってあなたのお母さんは昭和天皇の【ご落胤】、つまり娘だという事です。それであなたはその天皇の【ご落胤】であるお母さんの娘である訳ですから、昭和天皇のお孫さんに該当するという事です。
天皇家では【3親等】までは天皇家のお身内という事になるのです。この場合の【3親等】とは、天皇陛下御本人からの3世という意味です。
そしてあなたは天皇陛下からの3世に該当するので天皇の身内とみなされる為、あちら側の言い分ではその包囲網は、あなたをストーカーしているつもりでは全く無く、【単にあなたの【ボディガード】をしているに過ぎない】、と言っているのですよ。
あと言っておきますが、天皇家は国民では無いのです。ですから天皇家から3世までの身内には人権なんて物は認められて無いのですよ。よって国民であれば、日本国民は法律によって人権が保証されているので、人権侵害をされているので有れば当然、法に基づいて訴える事が出来ます。
然しながら天皇の身内は国民では有りませんから、人権なんて物がそもそも存在しないので、いくら人権を侵害されたとあなたが主張し法に訴えたところで、残念ながら認められないのです。
だから包囲網によって公安関係の者達から付きまとわれ、あなたの人権を侵害されているという訴えは通らないのですよ。とは言え、あなたがそれらによってこれまでに甚大な被害を被ってきたと考えているので有れば、そんな事を言われてもあなたも納得がいかないでしょう。』と言ったのだ。

そこで私はK氏に、『それは当然じゃないですか。私が一体どれだけやる事成す事全てに渡って常時嫌がらせや邪魔をされ潰され続けてきたか分かりますか? 私がもし普通に一般の人の様に自分自身の実力次第でどうにでも出来るので有ったならば、ある程度は成功出来ていた実力も人脈もあったと私は確信しています。事実、私はそれまで私が自分の全ての時間と労力をかけて必死に築き上げてきた人脈の友人知人達全員から、これ程までに国家権力によって引き離され私への包囲網を敷かれた中にいる事に気付いた時点で、【この全てに渡って邪魔や嫌がらせをされるこの国家権力による包囲網の嵐の中では、もう私達は一般的な暮らしさえ立ち行かなくなるだろう。】と思い、ありとあらゆる邪魔をされながらも、その中で何とか私は、その時一緒に住んでいた彼氏であり芸能界では右も左も分からない全くの素人であった松岡に対して、【こんな大変な状況に巻き込んでしまった罪滅ぼしでありその代償として、松岡がこのままずっとこの嫌がらせの包囲網にさらされても何とかやっていける様に】と、一生仕事をしなくても暮らせるぐらいのお金は稼がせましたしね。例えこのままどんなに理不尽に本人の知らない所で生活や仕事の邪魔をされ続けても、一生仕事をしなくても生活出来るだけの資金さえ有れば、ギャンブル等にさえ注ぎ込んだりさえしなければ何とかやっていけるだろうと思い、【国家権力による嫌がらせの包囲網に負けない為にも、お金だけはどんなに大変でも作らなければいけない。】と思っていましたからね。そしてどんなに周囲の者達から『松岡と離れれば助けてやる。』と言われても私は『松岡の事もきちんと面倒を見てもらえるので無ければ絶対に離れません。』と誰に対しても言い続けてきたのです。いくら何でもこの様な国家権力による空前絶後の大規模な嫌がらせの包囲網を敷かれているのに一人で放っておける訳が有りませんよ。それに私の事を信じてくれている人を私は絶対に裏切らないと心に決めていましたからね。当然、裏切られれば話は別ですけどね。
勿論、そこまでしてお金を作ろうとしたのはその後もこの包囲網により周囲の者達から裏切られ続けた時の保険という意味で自分の為でもあった訳ですが。本当にあの頃は、まるで戦場で拾った子供をたった一人で守リながら育てていかなければならない様な気持ちだったのですよ。と言ったところで、その時の私の気持ちは他人からは全く理解される事は無いでしょうけどね。
でも、まさかそこまでしてあげたのに松岡は【稼いだお金は折半し、私のお金はきちんと預かっておくから安心して。】と言っておきながら、その約束を無かった事にして全てを奪われるだなんて思ってもみなかったですけどね。それにしても大金が入るとあれ程、人って変わるものですかね?何しろ松岡は私を2度も殺そうとしたくらいですしね。松岡は私が寝ている間にアイロンを使いそのスイッチをつけっぱなしで床に倒したまま出かけてしまい、もし私が絨毯の化繊が焼けてビニールが焦げる様な異様な臭いにたまたま気付かずにあのまま寝ていたならば、実際、本当に私は焼死していましたしね。あの時、私は寝ていたところであの異様な臭いに気付き、運良く目を覚ました事で、火事になる一歩手前のすんでのところで焼死からは何とか免れられましたけど。勿論私は慌ててすぐに床の絨毯に水をかけましたが、床の絨毯はアイロンの形にくっきりと真っ黒に焦げていましたけどね。
恥ずかしながら、私はそれまで唯の一度も服にアイロンをかけた事も使った事も無かったのですよ。住んでいたマンションの真横にクリーニング店も有りましたし、アイロンをかける様な衣類はクリーニング店に持って行くものだと思っていたので。
でもあのまま火事になって私が死んでいたら、松岡は私がアイロンをかけていた事にして私が火事を起こしたと嘘の証言を主張していたでしょうし、当然皆【女がアイロンをつけっぱなしにして火事を起こした】と思われたでしょうけど。
もっとも、こんな嫌がらせによる嵐の様な包囲網によって私達の関係を邪魔され続けて周囲の者達から、『松岡と別れて松岡の家から出て行けば助けてやるが、松岡の家から出て行かない限り、絶対に誰も助けない。』などと、私の周囲の全ての者達から言われるなどという事が無く、松岡にも松岡の周囲の者達から『一緒に住んでいる女と離れろ。』などと言われ続けなければ、そうした事も当然起きなかっただろうとは思いますし、普通にあのままずっと私は松岡と一緒に暮らしていたでしょうけど。でも私の周囲の者達も松岡をAV業界などの底辺の職業の者で禄に金など持っていないと思って居いたのかも知れませんが。
それがまさか私の周囲の者達も松岡があっという間に数億円もの大金を作り、経営コンサルタントとも契約しきちんと会社登記をして、立派な事務所を構え、業者の者達が一日中ひっきりなしに出入りし、その後日本で一番売れているタレントである明石家さんま氏の看板番組である【さんまのまんま】という番組にゲストに呼ばれ出演する程の売れっ子セクシー女優を抱える程になるまでの盛況振りだとは、まさか想像もつかなかったのかも知れませんがね。
でもそれを松岡は【全て自分が1から始めて会社をここ迄に作り上げた】と彼の周囲の者達には吹聴していた訳ですが。 
とにかく誰もかも皆考えが浅く、何も事情を把握せずに、自分の物差しや価値観で他人を測っておきながら、例えそれがいかに間違っていようが絶対に責任は取りませんからね。全く人なんていい加減なもんですよ。

とは言え、もし私が私の相談者達に松岡の月収は彼らの年収を超える事を明かしてしまえば、彼らも私の相談を聞いている事自体が馬鹿馬鹿しく思えてきたでしょうし、それに松岡の会社の売上の大半は脱税していたので、私の相談者がその話を聞いて妬み、それを税務署に暴露される可能性も有ったのですよ。そうして私を裏切る可能性が高い相手に、さすがにそこまで話せませんからね。

まあ、何はともあれ、まずは私の以前の友人知人達に私を取り巻く包囲網やこうした複雑な状況を説明して貰いたいと切実に考えてますが。』と話したのだ。

するとK氏は、『そんな事をしても全くの労力の無駄ですよ。
何故かというと、あなたの知人や友人達が、いくら公安関係者やその手の者から籠絡されて圧力をかけられたり何らかの大きなメリットと引き換えにあなたを裏切ったり貶めただけであったとしても、だからといって、彼らがあなたに対してやったその内容の酷さからしても、友人や知人を裏切ったり貶めたりする言い訳になりはしませんから。
だいいちそれまで親しくしていた人間をそこまで酷く裏切ったり貶めるような最低な人間性の者達に、個々に【こういった事情があり、彼女に落ち度があった訳では無いので元通りの友人関係に戻って下さい。】と、仮に言って回ったところで、親しくしていたあなたにそんな酷い事をしてあなたを裏切ったり貶めたりした者達に対して、あなたが彼らから受けたと思う酷い事を何も無かったかの様に忘れ、なお且つあなたは彼らがやったそれらの事を完全に許す事が出来る、と私に確約した上で、もう一度嘗ての親しい友人関係に戻る事は出来るんですか?そこをまず真剣に考えてみて下さい。もし本当にあなた自身が【彼らから受けたと思う酷い事を何も無かったかの様に忘れ、なお且つ彼らがやったそれらの事を、あなたが完全に許す事が出来る】と私に確約した上で、もう一度そうした者達を信用出来るというので有れば、逆に相手に負い目を感じさせる事によってそうした者達を再度使ってみるという事も考えられますけどね。その点については、あなた自身はどう考えてますか?』と尋ねられたのだ。

K氏からそう言われてみれば、実際のところ、私は親しかった友人達に只々、【信用ある第三者によって、私のこうした複雑な状況から生じたあらぬ誤解を解いて回って貰いたい】とは強く思っていたが、その後の事についてまでは深く考えて居らず、その後の事は、言ってみればその時の成り行き任せだったのだ。だが、親しかった者達にこれ程酷い目に合わされたり、私を貶め騙す事で彼らへの何らかのメリットの為に私を利用されたという事実を何も無かったかの様に赦し忘れる事など出来る訳が無いではないか。全く冗談じゃない。『その上で私がまた彼らを信用出来るのか?』ですって?それはさすがに無理だろう。まあ実際に彼らから謝罪をされたら考えが変わるかも知れないが、現時点では彼らは反省する素振りさえ無いのであるから当然では有るが。

そこで私はK氏に『いや、いくら何でもそれは絶対に無理ですよ。こんなに彼らから裏切られて貶められたのに。未だに誰一人からも謝られてすら無い訳ですから。唯、私としては彼らから私に謝って貰わなければ気が済まないですし、私自身、彼らへのこの怒りの持って行き場が無いという事なんです。ですから今の段階ではむしろ私は、彼らを許し再び信頼関係を取り戻すどころか、彼らに復讐をしてやりたいくらいですよ。まあ実際に私も彼らに会ってみればまた考え方が変わるのかも知れませんが。』と言ったのだ。

するとK氏は、『それでしたらそうしてあなたを裏切ったり貶めたりしてあなたから離れて行った者達に唯、謝らせたいというだけの為に【誤解を解いて回る】だなんて無意味で非生産的な事はしている場合では有りませんよ。然しながら、仮にあなたが【親しくしていたあなたに対し、そんな酷い事をしてあなたを裏切ったり貶めたりした者達に対して、あなたがされた酷い事を完全に赦して何も無かったかの様に忘れる。】と私に約束した上で、【もう一度その者達と親しい友人関係に戻る事が出来る。と真剣に私に確実に約束出来る。】と言うので有れば、私の代わりにそうした者達にあなたの事を任せられるかも知れないですから、あなたを裏切ったり貶めたりしてあなたから離れて行った者達に【誤解を解いて回る】という馬鹿馬鹿しい事にも少しはやってみる価値が有るかも知れませんがね。
まあそれも一つの手かな?とは思いますが、もしもあなたが【彼らを許せる】と私に完全に約束出来ないので有れば、そこまでしたところでそれは全くの労力の無駄というより他は無いですから。
何故なら目の前にもっとはるかに大事な片付け無ければならない事や難しい問題がいっぱい有るというのに、単にあなたの個人的な感情的な問題に過ぎないそんな非生産的な事をやっている時間も有りませんし、だいいちそんな【ただ彼らに謝らせたい】などという、意味が無い事などは今やるべき事では無く後回しにするべきです。今の中途半端な段階でそんな事をしても彼らから舐められるだけですし、彼らは今の段階では決して反省なんかしやしませんよ。現段階で反省する様な者達ならば、あなたを裏切ったり貶めたりする訳が無いでしょうしね。
もし彼らに詫びさせたいので有れば、もっと彼らを圧倒的な力で屈服させなければまず無理でしょうね。

それに、どんな事情があろうとあなたを裏切ったり貶めた事実は消えない訳ですから、そんな裏切り者達との関係を今更修復しても仕方が無いでしょう。
結局あなたの知人や友人達は、自分にメリットが有ればあなたを利用し裏切るような者達であり、また彼らは自分に害が有ると見なすや、逸早くあなたを捨てて見殺しにするような人間性の持ち主だという事なんですよ。所詮は利用出来るか出来ないかで人を判断しているだけの小賢しい者達に過ぎないのですよ。
つまり、残念ながらあなたは酷い人間性の者達を知人や友人達し、そうした者達に囲まれていたという事なのです。仮に彼らがまたあなたを利用出来ると考え、再び彼らとの関係を修復させたとしても、そんな人間性の低い小賢しい者達にあなたの事情を話して、【もう一度関係を修復してくれ。】などと頼んでも仕方が無いしその価値が無いでしょう。それにそんないつ裏切るか分からない人間に対して、あなた自身も不信感を完全に払拭して、再度彼らを信頼する事なども到底出来ないでしょうし。だいいち裏切られた事を許す事は出来たとしても、一度酷く裏切った者を再びまた信用出来るかというと、これは全く別次元の話ですからね。』と言ったのだ。

そしてK氏はまた、『但し、それらの被害を元通りにするなんていう生産性の無い事で多大な労力を無駄にして後ろ向きの考え方や手段を取るよりも、代わりにこれを前向きな考え方に切り替えた方がずっと良いですよ。
つまり逆に言えば、あなたは天皇の孫としての権利は主張する事が出来るという事なのです。ですからあなたも認識を変えて新たにし、これを前向きに考えてあなたがこれからどうしたいのか、何をして貰いたいのかを真剣に検討した方が、はるかにあなたの為になるじゃないですか。それにそんなあなたを裏切ったり貶めたりする事しか出来ないレベルの低い者達と交渉したところで、あなたがこれまでに受けて来た被害の賠償を相殺出来る様な条件に相当する話などにはなるはずも無く、あなたが満足出来る内容になる事はまず有り得ないでしょうね。
今更そんな度量が無い小者達と同じ視点で、そんなちまちまとしたレベルの低い無駄話で堂々巡りをして膠着状態に陥っている場合では無いのですよ。
あなたも今後は認識を改めて180度視点を変え無ければなりません。あなたもいくら取るに足らない者達とちっぽけな話をしていても何も埒が明かない事はよく分かっているのでしょう。要するにこの話をするのは国家機密情報を扱える権限がある相手でなければ意味が無いのですから、今後はもっとずっとレベルの高いところから話をしなければなりませんね。』と言ったのだ。

それで私は、『なる程、K氏から言われてみれば確かに、そうした感情的な問題はひとまず後回しにするべきですね。それに彼らにはそうした中途半端な段階では無く、圧倒的な力で屈服させ無ければ彼らが反省などする訳が無く、それでは全く意味が無いという意見は正しくその通りだし。確かに、そんな国家機密情報を扱える権限が全く無い、只々その話に一枚噛んでまた私を騙そうと目論むだけのくだらない者達に関わっている場合では無いし、それよりももっと大事な事から取り掛かるべきですね。実際彼らに再度関わったところで、また【自分に全て任せてくれ。】と言って実際には全く私の為に行動を起こす気など毛頭無く、何も行動しないまま、私を誤魔化し騙す為に、くだらない作り話を続けて只々長期間に渡って話を引っ張り続け、彼らの嘘ばかりで辻褄が合わなくなった時点で話をゴチャゴチャにさせて、挙げ句一転して開き直ってふてぶてしい態度を取り、その間抜け目無く、裏で私から酷い事をされたなどと嘘の悪口で仕上げた話を虚偽捏造して周囲に吹聴し、【時間が経っているのに何もしない。】と私サイドから批判された時の周囲の人間達への言い訳にするアリバイ工作にだけは念には念を入れ、私を悪人か狂人だと虚偽捏造する準備にだけは余念が無く、その為だけには手抜かり無く万全を期すのが私に対する彼らの常套手段ですからね。ただこうした手口はあまりにも状態化している事から考察すれば、彼らは只々公安なりの指示に従っているだけなのかも知れませんが、そうして私を騙して裏切る事に対して彼らは微塵も悪びれた様子は無いですからね。
私から見れば、彼らは【私の膨大な時間と労力を奪い、更に私を陥れる為に虚偽捏造して私を精神障害者か悪人の犯罪者に仕立て上げ、私の尊厳さえも完全に剥奪する強盗殺人鬼】以外の何者でも無いですしね。まあ私は辛うじて生きてはいますがね。確かにそんな情け容赦無い非情で道理の通じない、物事がそう有るべき正しい筋道や、人として行うべき正しい筋道を持たない、自分と同じ人間とは到底思えない奴らから中途半端に謝られても全く意味が無いですね。やる時は徹底的にやらないと。まあ元々、何を聞いたところで反省なんかする様な輩では有りませんが。』と言ったのだ。

するとK氏は『そういう事ですよ。ようやく分かって頂けましたか。
それに人には大まかに分けて3つのタイプがあるんですよ。まず1つ目は、機密情報には一切触れる事が出来ない人。残念ながら、九分九厘がこのタイプに該当するのです。そして2つ目は、誰かに教えて貰ったり見せられれば国家の機密情報に触れる事が出来るけど、その機密情報を知り得たところでどう扱えばよいのかが全く分からない人達。つまりはそうした機密情報をその人物自体は扱う事が出来ない人ですね。そして3つ目は、実際に機密情報に触れそれを知る立場にあり、それをその人物自体で扱う事が出来るほんの一握りの人です。そして勿論、この3つ目の実際に国家機密情報を知る立場にあり、それをその人物自体がそれを扱う事が出来る極々一部の人物以外とは、こんな一般の人達には全く分からない様な完全に国家機密情報に該当する話をしても全く意味が無いのですよ。これはもう、間違い無く彼らが扱える問題の域を超えていますから。
ただ、世の中には国家の機密情報にただ触れただけでも、先程話した3つ目の、まるで【実際に国家の機密情報に触れる事が出来、それを知る立場にあり、それをその人物自体で扱う事が出来るほんの一握りの人】に成れたかの様に錯覚し、ただ単に我々公安に使われる協力者【実際は単なる公安の末端の使いっ走り】であり、その全貌を知る事など決して有り得ない使い捨てライターの様な末端の使いっ走りとして我々公安から利用される立場になったというだけなのに、得意満面に有頂天になり、嬉々として我々公安の言う事を何でもやる者などいくらでもいるのですよ。そしてそうする事で一般人から抜きん出た存在になったと勘違いするのです。実際には、要らな無くなれば我々公安から即刻切り捨てられる立場なんですがね。実際僕もそうでしたが、そうした末端の使いっ走りとして利用していた者達の勘違いを我々公安側も上手く利用している訳ですけどね。まあ彼らの中には公安にその人物の良からぬ秘密や悪事を知られて脅されていたからって事も有るかも知れませんがね。我々公安は、使えるものは何でも使うのでね。とは言っても暴力団の様に秘密や悪事を知ったからといって金を毟り取る訳では有りませんから。それに例えば公安調査庁の場合ですと逮捕権を有しませんから悪事を知ったからといって逮捕しようなどとは考え無いのですよ。公安調査庁はあくまで情報収集し調査する為の諜報機関ですから。当然警察関係の横の繋がりはいくらでも有りますけどね。
但し、今迄のあなたに関わった者達のケースから考察すると、あなたを騙して飼い殺しにして貶める代償として、彼らはそれぞれに、その者達にはそぐわない身の程知らずな、かなり巨大なメリットを要求していた様ですからね。』と言ったのだ。

私はそこで『私としてはその点に最も憤りを感じているのですよ。私を【全面的に信用しろ】などと吐かしておきながら、それを利用して私から膨大な時間と労力を奪い取り騙して貶めた報酬として、そんな汚い奴らにそぐわない巨大なメリットを与えているこの国の公安トップの汚いやり方がね。それと、私が誰かに相談すると、その時々の私の他の周囲の人間達全員から唐突に連絡が取れなくなり、その相談した相手以外は全て排除される為、他の人からの意見は一切聞けなくなる事もね。
でもそれが本当に親身になって力になって貰えるK氏の様な信用のおける人物ならば、勿論私も納得がいきますよ。確かにこんな話を全くの門外漢に聞かせても意味が無いですしね。
然しながらこんな奴らが相手では私を詐欺師に監禁させ只々私の貴重な時間と労力を強奪しているのと一体どこが違うというのか。日常生活でずっと包囲網を敷かれ大勢の者達からストーカーを受けている事もさる事ながら、こうした事等からも、もう私はこの国の国家権力の汚いやり方にはほとほとうんざりしているのですよ。私を危険人物として周囲に空前絶後の大規模な包囲網を敷いて公安が巨額の国家予算を強奪する為に利用されているに過ぎないのだと確信していますから。実際そう教えてくれた人もいましたしね。それ故、そうした者達から私を利用されない為にも、心底こんな酷い国家からは一刻も早く出て行きたいと考えているのです。』と言ったのだ。

 

#Epilogue Part5【内調】内閣情報調査室

 

EpiloguePart4 【CIA身分証の裏面、戸籍の名前を強制変更】

EpiloguePart4
内閣情報調査室, 宮内庁VS元公安調査庁CIAエージェントのK氏
【CIA身分証の裏面、戸籍の名前を強制変更】

私はかなり長い間この、日本という国が総力を挙げて国家権力を行使した包囲網を、完全に芸能界絡みの事だと思っていたのだが、それにしてもなぜ私が、たかだか芸能界の秘密を知った程度の事でこんなにも長年にわたり、大掛かりに国家から包囲網を敷かれ、また嫌がらせをされ続けているのか、確かにこの日本は戦前までは恐ろしい国家だったといわれているが、ここまでするとは、【この国はまるでテレビでよく見る北朝鮮等の独裁国家かそれに匹敵する様な狂った国家だ。】と、この国家の狂気の沙汰のごとき私への包囲網の本当の理由も知る由もなくずっと苦しんでいたのだ。
しかしある人物から初めて私にこの国家規模の包囲網を敷かれている本当の理由を教えられ、誰もが信じられないであろう、尋常では無い狂気じみた国家総動員空前絶後の大規模な包囲網の状況が少しだけ垣間見えたのだ。
私にその包囲網についての状況を教えてくれたある人物というのが、元公安調査庁のエージェントで、その後CIAのエージェントであったK氏なのだ。

私は【Part1】でも述べた様に、ちょうどこの件をK氏に全て任せる直前まで、新党大地の代表で現、参議院議員鈴木宗男氏と共に自民党中川一郎大臣の元秘書であり、大物で力があると言われている人物【 芸能界でも強大な力を持っている静岡県富士宮市にあった山口組後藤組企業舎弟渡辺あきら氏が、その後藤会長に頼み私の金銭絡みの解決に協力すると言われていたのだ。
また他にも、私は、私の女友達のご主人であるエイベックスの作曲家兼アーチストの方からの紹介で、Vシネマや映画や漫画等で有名な【 ミナミの帝王 】の萬田銀次郎のモデルであり、現在は都内に在住の金融会社の社長に相談に乗ってもらう為に会う事になっていた。

どんな経緯でそうなったかを述べると、銀座の高級クラブで働く私の高校時代からの女友達から、私は何故か突然、福島に旅行に招待されたのだ。
そして2人で東京駅から福島に行く新幹線に乗りその車内でその女友達から、『 実は私の知り合いがこの旅行に私達を招待してくれたんだ。それで、みんながサプライズで大掛かりに私達の歓迎会の準備をして現地でハイヤーを用意して待っているんだ。』等と唐突に言われたのだ。
その女友達がそんなに気前が良いとは、おかしいな、とは思っていたのだが、やはり彼女が旅費を支払うのでは無く、スポンサーがいたのだ。
だが、そんな風にまるで私の為の大掛かりなサプライズパーティを皆で一生懸命に準備した様に嬉々として言われてしまっては、私としては、礼を言うより他は無い。何しろ、私はこの旅行の費用を全く負担していないのだ。

そうして私達が福島駅に到着すると、駅前のロータリーに、岡山市長【その後国会議員】の萩原誠司氏の現職秘書や現地の大地主の有力者【川又町の誉田氏】や、他にも会社の社長や専務などが何台ものハイヤーを用意して私達の到着を待っていたのだ。

そこから用意されたハイヤーで、たけのこ刈りに行き、その後皆でフカヒレの姿煮等の豪華な食事を食べたのだ。、そして宿泊先等も提供してもらったのだ。
なぜ私の為に、この様に、見ず知らずの人達が大金を使って歓迎してくれるのかは全く分からなかったが、皆、品もよく、明るくて感じの良い人達だったのだ。

そしてその食事の席で私は、その中にいた設計会社の専務から、『 実は、あなた達を招待してそれらの費用を負担したのは、私達なんですよ。うちの会社は、福島だけでは無く、六本木でも設計事務所を経営していて、先程会社に立ち寄った時に顔を見せた渡辺社長であり、静岡の山口組の後藤会長の企業舎弟なのです。
もし何か困っている事があれば何でも相談して下さいよ。
私共も困っている事があるとすぐに後藤会長に相談しているのですが、会長は非常に強いお力があるのでどんな事でもスピード解決してしまうんですよ。会長はそこらの成り上がり者とは全く違い、鉄道会社を経営する家柄であり元々が大金持ちなのですよ。
どれ程の企業や政治家や芸能人の面倒を見ている事かと云えばもう、大変な数ですよ。
その上、人間的にも大変尊敬出来る素晴らしいお方なのです。会長程、力があって優しくて男気のある方は、まず間違いなく日本には絶対にいないと確信を持って言えます。
ですから安心して気楽にまず私達に相談して下さい。大船に乗ったつもりで。』などと、言われたのである。

その福島と東京の六本木で設計会社を経営する渡辺社長は、会社を経営する以前は、新党大地の代表で現参議院議員鈴木宗男氏と共に、自民党中川一郎という大臣の秘書していたのだという。
だがそう言われても、企業舎弟などという言葉を初めて聞いた私はそれが何なのかは分からなかったのだが、困った時に相談する会社の顧問の様なものと理解したのである。

この前の#7のPart1で述べたが、私が自称【国土交通省】の官僚を名乗る田辺氏に相談しており、その田辺氏から【私を公安の人間に紹介し必ず全面解決させる。】と約束され、私はそれを信用していたのだが、突然田辺氏と連絡が取れなくなり困っていた時に、この自民党中川一郎大臣の元秘書であり、静岡の山口組の後藤会長の企業舎弟であり、福島と東京の六本木で設計事務所を経営する渡辺社長と知り合い相談していたので、ついでに私は自称【国土交通省】の官僚を名乗る田辺氏の事も、この渡辺社長に探してもらおうとしていたのだ。

そしてちょうどその矢先に偶然、その田辺氏を、いわゆる携帯電話のキャリアでは無い【Yahoo!】の普通のメールアドレス【捨てアド】のメールアドレスから探し出してくれるという元公安調査庁のK氏に出会ったのである。

だが、その元公安調査庁の諜報員であるK氏が、『 もしそうした人達との関わりを全て完全に断ち切るならば、田辺氏を【捨てアド】のメールアドレスから探し出すばかりで無く、元公安調査庁の諜報員である僕が、個人的にこの問題に全面的に解決の協力をしてもよい。』 と、私に言ったのだ。

そしてまた、『だからその自称【国土交通省】の官僚を名乗る田辺氏を探させたりしてはいけません。それからあなたの様々な問題解決に関してですが、とにかく私だけに任せ、他の誰にも決して相談してはいけません。例えどんなに力がある人物でもこの話に関わらせてはダメですよ。』 と、厳しく言われたのだ。

更にK氏は、『 それからヤクザとは決して関わってはいけませんよ。いくら取れた金額を折半にしてくれるって言っても半分は持っていかれてしまうんだし、本当に取れた金額の半分をくれるのかも信用も出来ないし、そりゃ勿論一部はくれるでしょうけどね。
第一、あなたは、公安調査庁とヤクザのいったいどちらが強いと思ってるの?はっきり言って比べ物になんかなりませんよ。ヤクザを潰す事なんて公安調査庁からみれば、あまりにも簡単過ぎて赤子の手をひねる様なものですから。
それにヤクザはどこにでもいるけど、僕の様な公安調査庁の人間にはそうそう会えないですよ。あと言っておきますが、ヤクザではこの問題は根本的な解決には絶対に至りませんよ。
君のその問題をその程度のつまらない話で終わらせてもいいのならヤクザにでも頼んでみたら。』と、私に言ったのだ。

私はその頃、山口組後藤組の会長がどれ程、力があり有名であったかを正直全く知らなかったので、【 その程度のつまらない話で終わらせてもいいのならですって!?それは一体どういう事。】と思ったのだ。それにK氏の話を聞いていると、どれ程、力がある有名なヤクザの組長や、あの有名なミナミの帝王よりも、公安調査庁の方が全然力が有りそうだ。
確かに、親身になって力になってくれる元公安調査庁の職員なんて、間違い無くなかなか出会えないだろう。それに元々、自称【国土交通省】の官僚を名乗る田辺氏にから私に【公安の人間に紹介して必ず全面解決させるから。】という約束をしていたのだ。
そういう訳で、私は要するに正に元公安調査庁の諜報員であるK氏の様な人物を相談相手に望んでいたのだ。
私の周囲の国家権力による包囲網を取り除き、またこの真相を知り抜本的に解決する為には、静岡の後藤組の後藤会長では、私が被害を被ったお金は取り戻せるかも知れないが、国家権力による包囲網を取り除くところまで辿り着かないかも知れないと思ったのだ。
それでせっかく後藤組企業舎弟であり自民党中川一郎大臣の元秘書の渡辺社長がわざわざ後藤会長に私の問題解決の協力をして頂けるとの申し出や、ミナミの帝王のモデルとなった社長の紹介も断る事となったのだ。
やはり根本的な問題解決こそが一番大事な事である。
それに【その程度のつまらない話で終わらせていいのなら 】とまで言われ、何だか危うく酷く損をするところだったと思えたのである。

K氏はまた、『 あとこれだけは言っておくけど、君への包囲網の件では、絶対に公安調査庁は関わってないからね。だから君が包囲網を敷かれて嫌がらせをされているのを公安調査庁のせいにだけは決してしない、とそれだけはまず先に約束しておいてもらわないとね。
それだけは絶対に違うし、それを公安調査庁のせいにされてしまったら、僕も君の問題解決には協力出来ないからね。
僕は元公安調査庁の職員として、あくまでも個人的にこの問題に興味を持って君に協力するだけだから。
それに、僕も君の話を聞いてて僕なりに思うところがあったから。』と言われたのだ。

そうしてK氏に田辺氏を探してもらったところ、結局その自称、国土交通省の官僚の田辺氏は、本郷の東京大学内で仕事をしている事が判明したのだ。 
それは田辺氏が私に教えていたメールアドレスが、ヤフーのメールアドレスともう一つ、【u-tokyo 】という東京大学固有のドメインを使用していた事から発覚したのだ。
またK氏は、『詳しくは教えられないが、田辺氏は表向きは東京大学内で働き、裏で公安関係の仕事をしているのだ』 と、言っていた。

だがK氏が田辺氏を見つけたものの、田辺氏が私に私の問題解決をする公安の人間を紹介するという約束だったのだが、田辺氏を見つける為に協力してくれた人物自体が、全くの偶然にも元公安調査庁のK氏だった為、もう田辺氏から公安の人間を紹介してもらう必要は無くなったのだ。こうして私は、K氏に全面解決を任せる事になったのである。

私はK氏にそれまでの沢山のトラブルについて、あれこれ頼んでいたのだが、K氏から【まずはトラブルを一つずつ順番に解決していく。】と言われたのだ。
それでK氏は一つ一つ別個に聞き取り調査を始め、それらを基に後から本格的な文書の作成をするとして、私から聞き取った話を取り敢えず文書に掘り起こす作業に取り掛かったのだ。

だがそうして話しているうちに、一つ一つの事柄に対してK氏が、『それは妙ですね。普通ならそんな事は有り得ませんが。』などと言うようになったのだ。
次第にK氏から、私が優先的に解決を依頼しているトラブルとは一見全く関係無いと思われる、私の母や祖母の質問ばかりされるようになり、私は【いったい何故、私の母や祖母の事などばかりを聞きたがるのだろう、そんな事は全く時間の無駄だ。】 と苛立っていたのだが、『これは確かに何かおかしい、いったいどういう事なのだろう。』と、その私までもが不可思議だと思う程、K氏は不審に思える事柄を的確に突いていったのだ。

その切っ掛けとなった話が【第2部】の#2で述べた【皇太子妃雅子妃殿下の亡くなった元婚約者】の話であったのだ。
だがその話自体そもそもが、K氏から先に私に『何か皇室関係で秘密の話等を聞いた事はありますか?』と尋ねられたのだ。それで私は『そういえば、私が三菱商事の友人から香港によく招待をされて遊びに行っていた時に、【雅子妃は皇太子から結婚を望まれていたのだが、雅子妃には元々同じ外務省に婚約者がいたので皇太子からの結婚の申込を断った折、その雅子妃の婚約者が突然、交通事故か何かで不審な死を遂げたのだが、それは実は暗殺されたのだと、私の友人である三菱商事の青島氏の上司である井脇氏と、その親友で省庁に出向していて大臣の答弁書も作成していた三菱系銀行の社員であり、その外務省勤務の雅子妃の元婚約者の親友であり雅子妃とも親しかったご友人という人から聞いた事ならありますけど。』と話し、それをこの【第2章】の#2で述べた様にK氏に詳しく説明させられた事で、大きくK氏との話の方向性が変わってしまったのだ。これは正に、K氏に相談していた時の転換期となった重要な点なので、#2でK氏がこの話について述べた意見を再び掲載する。
この香港で偶然に目の当たりにした、一連の、皇太子妃雅子妃の、雅子妃との結婚直前に不審死【暗殺?】により亡くなられた元婚約者の話を、元公安調査庁の諜報員でありCIAのエージェントであったK氏に話したところ、K氏は、『 結論から言うと、偶然でそんな話を聞く事は絶対に有り得ませんよ。そこまでの偶然はいくら何でも有る訳が無いでしょう。

あなたがそんな外国の香港にわざわざ三菱商事の人間から全て無料で何度も招待されいて、たまたまあなたの友人が居ない時に三菱商事の者と一緒に、省庁に出向してて大臣の答弁を書いていたという皇太子妃の雅子妃の友人でもあり雅子妃の元婚約者の親友でもある三菱系の銀行の者が食事の場に現れ唐突に、【雅子妃が皇太子からの求婚を頑なに断って同じ外務省の男性と婚約をしたら、雅子妃と婚約したその男性が結婚を直前にして急に変死した。】だの暗殺されただの、またその雅子妃の元婚約者の親友が、その時の雅子妃からの元婚約者への愛する思いが認められた手紙を持っていて、その三菱系の銀行勤務の雅子妃の元婚約者の大親友だけで無く、その友人の三菱商事の者までがその手紙を読んでいて、【その話の証人になる】だとか、そんな恐ろしい国家機密を、たまたま偶然に招待を受けた遠い異国の地で突然あなたに打ち明けられるだなんて。
更にそこにまた、これが決定的ですが、皇太子妃雅子妃の亡くなられた元婚約者の弟さんがその話をしているところで偶然に、外国であるその香港の九龍の一流ホテルのレストランにちょうど同じ時間に予約をしていて入って来るだなんて、馬鹿馬鹿しい。

そんな遠い外国でそこまで偶然が沢山重なる訳が有り得ませんよ。それはおそらくあなたを呼び出して皇室関係の事であなたが誰かに何か口止めされていたりだとか、あなたが誰かから皇室関係の事を聞いていたり、また何か知っている事が無いか、有ればそれを引き出そうとしていたという事でしょうね。それでその事を確かめる為に、国内では口止めされていて話せないかも知れないと思い、外国という開放的な空間で壮大なセットを仕掛けたんでしょうね。そこでその三菱商事と三菱系銀行の者達があなたに、我々も皇室からの被害者なのだと見せかければ、もしあなたが何かを知っていれば、同じ立場の者達だと思い込んで安心して【実は私も天皇家の事でこんな話を聞いている。】等とポロっと漏らすでしょうからね。

それにその雅子妃の元婚約者の親友だという三菱系の銀行の者とあなたは初めて会ったのでしょう?
だいたい初めて会った学生の女の子に、突然そんな聞いてしまったら殺されるかも知れない様な国家機密をバラす訳が有り得ませんし、常識外れも甚だしいですよ。
しかもちょうど正にその話をしている時に、そんな遠い外国の香港の高級ホテルのレストランで偶然にも同じ時間にその雅子妃の元婚約者の弟さんが現れただなんて。
それがまず間違い無く壮大なセットを仕込まれていたという根拠ですよ。
更にその元婚約者の弟さんがこれまた同じ三菱商事の人間だったわけでしょう。
三菱系の銀行勤務のその雅子妃の亡くなった元婚約者の親友と、雅子妃からのその親友への手紙をその元婚約者の親友から見せられた三菱商事の者と、これまた三菱商事に勤務する亡くなった元婚約者の弟さんという、全て三菱系ですよね。
あなたは皇太子妃の元婚約者の暗殺事件の3人もの重要な証人に、図らずも一遍に会ってしまった訳だし、そこの香港のレストランに亡くなった雅子妃の元婚約者の弟さんが入って来て、あなた方のテーブルに挨拶をして来た時に、当事者が一同に、何故か日本から程遠い外国の香港の九龍の一流ホテルのレストランに集結してしまった訳ですよね。
でもその瞬間に明らかにただのゴシップや噂話の域を超えてしまい、あなた自身もその重大な国家機密の生き証人になってしまった訳ですかよ。これは考えてみれば恐ろしい話ですよ。
それから雅子妃と同じ外務省に勤務されていた、雅子妃との結婚を目前にして亡くなられた元婚約者の親友だという三菱系の銀行に勤務されてる男性が、雅子妃から直接送られて来た、雅子妃と同じ外務省に勤務されていた元婚約者をどれ程愛しされていたかだなんて事が延々認められた手紙を持っていて、更にそれを赤の他人に見せたり話しているだなんて、まず有り得ませんね。
何故ならそんなとんでもない国家機密に該当する重大な物品を持っていてそれを色んな友達に見せて廻ったりされたら大変な事になりますし、ましてやそんなこの国の暗部を親しい者達だけならまだしも、見ず知らずの初めて会った学生の女の子にまで、【皇太子妃の元婚約者が暗殺された。】だなんて、そんな途轍もない重大な国家機密をバラしまくっている様な者に、この日本の皇太子妃である雅子妃と同じ外務省に勤務していた亡くなられた雅子妃の元婚約者の事を、雅子妃がどれ程愛していたかを認めた手紙なんて代物をそのまま持たせていたら、更にどんどんと関係の無い色々な一般人に言いふらすでしょうし、海外のマスコミ等に雅子妃から送られたその手紙を売り払ったりするかも知れませんよね。そうしたらとんでもない事になりますし、そんな事を国家が放っておく訳が有り得ませんよ。
ですからまず間違い無く、その雅子妃から送られたその手紙は没収されているし、関係者には全て箝口令が敷かれていますね。
勿論その三菱系の銀行の元婚約者の親友とやらからその話を聞いた人達全員にもね。
それと亡くなられた雅子妃の元婚約者の弟さんにも、【家族の者が暗殺された】等と言い出さない様に、当然箝口令が敷かれてる筈ですよ。

それからその皇太子妃である雅子妃と同じ外務省に勤めていた、雅子妃の亡くなられた元婚約者の話は、実は私も知ってました。ですからその話自体は本当の話ですよ。
でもその話は勿論完全に箝口令が敷かれてますよ。公安調査庁の人間だって一部の者しか知りませんから。
いったいその話を知っている人がこの日本の人口1億人の中に何人いると思いますか?それくらいこの話を知っている人は極めて少ないという事なんですよ。
それなのにそんな事を言いふらしていたら、まず間違い無く皇室を転覆させようとしている反社会的人物として抹殺されていますよ。
それにその雅子妃の外務省に勤務されていた亡くなられた元婚約者の親友という男性は三菱系の人間なわけだし、大臣の答弁の原稿を書いてる様な人物なわけでしょう。それならいくら何でもその程度の事は分かるでしょう。

という訳で、まず間違い無く、明らかにわざわざ遠い外国の香港にまであなたを呼び寄せて、あなたに同じ皇室関係の被害者だと見せ掛けて味方の振りをして、皇室関係の話をどれだけあなたが知っているかを調べようとしたのと、あなたが知っている皇室関係の事を引き出す事が主な目的だったのでしょうね。
まあ国家とはそうした暗殺等をいとも平気で行うという事をあなたに教えたかったという事もあるんでしょうねえ。
固く口止めされている人から話を引き出す為ならば、それくらいの大掛かりなセッティングをして味方の振りや同じ被害者の振りをしないと話を聞き出す事なんて無理ですし、日本から遠く離れた外国なら話しても大丈夫かと開放的な気持ちにもなるでしょうから、その程度の大掛かりな仕込は当たり前にやりますよ。』と言ったのだった。

その後、その話を切っ掛けに話がいきなり急展開し、金銭トラブル等の解決を後回しにされてしまったのだ。
K氏からの私への質問内容が【宮内庁の人と結婚した身内はいないか?】また【祖母の妹さんはいないか?その妹は美人か】など母や祖母の話が中心になり、私は最初、母や祖母の質問をされた時に、【母や祖母の話など全く関係無いのに面倒だなあ。そんな話どうでもいいのに。】などと思っていたのだ。

だが、K氏から『おばあさんの妹さんと宮内庁が何か関係していませんか?』と質問をされたのだが、それは正に私が【えっ?いったい何故それを知っているのか?】と驚愕し問い質したくなる質問だったのだ。

それで私は、【これは何かあるな。】と思い、そこから私はK氏に、以前母から聞いていた私が知る限りの話を思い出して話し始めたのだ。
私が幼い頃、祖母の妹の【あい】が祖父や祖母や母と一緒に住んでいたのだが、【あい】はいつも家事等をしていてまるで【家政婦さん】の様な存在であったのだ。
だが【あい】は家族の者に対して誰一人に話しかけたりする事が無かったのだ。勿論、私も一度も話しかけられた事が無かった。小さい頃、私が【あい】に近づくと、母が【あい】に『ほら、あいちゃん、話しかけられてるから返事をしてあげて。』などと言うと小さな声で『あい。』などと返事をするだけだ。私は幼いながら【あい】が年で耳が遠いか呆けているのか、そのどちらかであろうと思っていた。その後【あい】は認知症が更に酷くなったそうで、いつの間にか老人ホームに入っていてそこで亡くなったのだ。

その祖母の妹である【あい】は嘗ては、普通にはまずいない様な、もの凄い美人だと評判だったのだという。それでその美人との評判を聞きつけてお金持ちの靴屋を営む男性と結婚をしたらしいのだが、すぐに離婚して実家に戻って来てしまったのだそうだ。
だが実家に戻ると直ぐにまた、【あい】が大変な美人との噂を聞きつけた宮内庁の立派な男性が家にやって来て『【あい】さんを嫁にしたい。』と言ってきたのだそうだ。それで【あい】の親(私の曽祖父母)は直ぐに嫁に出してしまったのだと云うのだ。

そして【あい】は、そのまま宮内庁の男性と結婚をして何と【皇居の中】に住んでいたのだという。因みに母が祖母に【あい】の結婚相手であるご主人が皇居の中でどんな仕事をしていたのかを聞いたところ、祖母から【馬に乗っている人】などとよく分からない事を言われ【それは一体何だろう?】と思っていたのだそうだ。だが祖母もその妹の【あい】も私が子供の頃に亡くなっているのでそれ以上の事は分からないのだ。
それでその話からK氏は、『 職業が【馬に乗っている人】って変な話ですねえ。まあでも普通に考えれば皇宮警察の人とかですかね、皇居の中に住んでいるという話からしても。
とにかく【あい】さんのご主人が誰だったのか素性を調べなければ。
では母方のご家族の附票とお母さんの戸籍謄本と住民票を急いで取ってきて下さい。それからお母さんの卒業証書なども。』と言われたのだ。
それは、もう一つ母について不可思議としか言いようのない事象があり、それをK氏に話たところ、K氏から【この日本で日本国籍の人でそんな事がある訳が無いし絶対に不可能だ。】と言われた事象が発覚し、他のトラブルの解決はを一旦中断してまでも、真っ先に母や祖母や【あい】などの戸籍謄本や住民票を調べなければならなくなったのである。

そしてそれらを役所に取りに行き、K氏と一緒に見てみると、皆、おかしな事だらけであったのだ。
まず【あい】は本来なら二度結婚していたはずなのだが、戸籍上では一度も結婚していない事になっていたのだ。最初の金持ちの靴屋との結婚はまだしも、宮内庁の人間と結婚をして皇居の中に住んでいたのであれば、最低でもきちんと戸籍上で婚姻していなければ、ただの一般女性との同棲という事になってしまい、皇居内で働いている者が、妻でも無い者と同棲をして皇居の敷地内に住まわせるなど、絶対に不可能であり、間違い無く有り得ないというのだ。

しかも【あい】をが離婚して実家に戻って来てからが更に謎なのだ。母が言うには【あい】が実家に戻って来てから、両親【曽祖父母】が何と、ただの一度も【あい】を一歩も家から外に出さずに家の中で座敷牢の様に監禁状態にしていたというのだ。これは明らかに異常である。
私は勿論の事、母も『いくら何でも【あい】ちゃんを家から一歩も外に出さないで家の中に監禁していただなんて【あい】ちゃんが余りにも気の毒過ぎる。おじいさんもおばあさんも【私の曽祖父母】狂っているとしか思えない。』と言っていたくらいである。私も小さい頃にその話は母からよく聞いていたのだが、曽祖父母は私が生まれるずっと前に亡くなっていたので勿論会った事は無いが、その話を聞いていた私は、曽祖父母の事をずっと【頭がおかしい、若しくは変人】だと思っていたくらいなのである。
その後【大金持ちで相場師の叔父さん】という人が現れ、そのお金持ちの叔父さんから祖父母が大邸宅を建てて貰い、また【あい】もアパートなどを貰って所有していたのだが、その叔父さんが病気で直ぐに亡くなり、その後、悪い兄弟が【あい】の印鑑を勝手に使い、財産を全部奪われてしまったのだそうだ。そして祖母が【妹が可哀想だから。】と【あい】を引き取ったのだ。
また母以外全員男兄弟だったのだが、祖母が息子達を何故か他人に金を渡して兄弟全員を里子に出してしまい、家に残っていた子供は何故か母1人だったというのだ。母は祖母を【こんなに金持ちなのに兄弟を皆、里子に出すなんてよほど子供を育てるのが嫌いな変わった母親】だと思っていたのだそうだ。そして里子に出された兄弟達が家に戻って来ても何故か門を閉め、どんなに門を叩き騒いでも、決して家の中に入れなかったというのである。それもまた何ともおかしな話である。
だがその当時はまだ祖父母の悪い兄弟達から財産を騙し取られる前で、町で1,2を争う大金持ちだったのだ。
母は小学校の時は日本舞踊、三味線、長唄、バレエ、書道、絵画、そろばん、家庭教師による勉強と、毎日習い事三昧で、近所の子供達や学校の友達ともほとんど遊ぶ暇が無かったのだと言う。
実際、母の実家の庭の離れの邸宅には、東京芸術大学出身の母の勉強兼絵画の家庭教師やその家庭教師の家族全員で住んでいた程なのだ。

更におかしな事には母の実家では、母がもの心がついた頃には、家の中には常時、何と5,6人もの警官がいたのだというのだ。
母はいつも『うちの中には、警察の人達が常に5,6人はいて、と言っても寿司食べたり酒を飲んだり和気あいあいとしていて、皆良い人達ばかりだったけど。』と言っていたのだ。
母の説明によれば、実家は大きな屋敷で立派な二重の塀で覆われており、その外側の塀に小さな穴を開けて、警官の1人が交代で常時その穴の前の家に住んでいる人が【赤の人の大物】(共産党?)だと云う事で、その人物(そこに住んでいるおじさん)を監視していたのだという。だが交代制だったので他の5,6人の人達は寿司を食べ酒を飲み、いつも宴会の様に盛り上がっていたのだそうだ。
然しながら、母の家の前に住む【赤の人の大物】と言われているおじさんは、とても品が良くいかにも賢そうな人で、母とたまたま家の前で会うと、いつもにこやかに母に挨拶をしてきたのだそうだ。
しだが、母の家に常時大勢の警官がいてそのおじさんの家を見張られている事を知っていたので、母はその優しそうなおじさんをとても気の毒に思っていたのだそうだ。

とその話をするとK氏は、『 しかし、いくら【赤の人の大物】がいるからといって、一般家庭に常時5,6人の警官がいてその警官達が寿司を食べて酒を飲んで宴会をやっている家なんて普通に考えてそんな家って有りますか?
どう考えてもそんな家は有りませんよね。5,6人の警官が常時、家の中で宴会をしてるって、いくら何でも人数が多すぎるでしょう。それはもしかして前の家の人を監視していると見せかけて実は【あい】さんとお母さんの警護をしていたのではないでしょうかね。

それにお母さんは男兄弟が多かったのにその家族ばかりか親戚一同誰一人として戦争にいっていないというのも有り得ませんよね。』と、言ったのだ。

それで私は、『それは勿論、母の家では戦争で物資が無くなる事など一度も無く、それどころか食べ物でも何でも売ったり近所の人達にあげるほど有り余っるというよりも、家の中に溢れかえっていたそうです。
だから戦争とは全く無縁の生活をしていたというのです。
そういう訳で、戦争の話と言っても何も無く、終戦近くになって、母の家にも近所から1本の竹槍が配られたのだそうです。それで私のおじいさんが、【こんなもので戦闘機に何が出来るのか?】と首を傾げ、捨てる訳にもいかず、物置きにそのまましまったのだと母が昔聞いた事があったそうですけどね。』と言ったのだ。

そして全く想像していなかった事だが【あい】の附票には【あい】が2度結婚しているどころか、驚く事には戸籍上では未婚となっていた為、結局、残念ながら【あい】が誰と結婚をし、離婚をしていたのかが附票を見ても判明出来なかったのだ。

また更に奇っ怪な事に、母の戸籍謄本が相当に不可思議であったのだ。まず、母の両親にあたる祖父母は母が生まれた頃は離婚をしており、全く別の場所に住んでいたのだ。ところが祖父母が離婚する前は祖母も祖父の姓に入っており祖父姓であったのだが、離婚時にはお互いに元の姓に戻していたのだ。だが、復縁し再婚した時には何故か逆に、今度は祖父が祖母の姓に変わったのだ。それも何故か母が2才の時であり、それまでは母は祖父の戸籍に入っていたのだが、祖父母の再婚と同時に母と祖父の2人が同時に今度は全く逆に、何と祖母の籍に入り祖母姓となったのだ。
つまりそれまでは母は祖母の戸籍には登録されておらず、しかも母が生まれた頃は祖父と祖母は離婚中というのがまた何かおかしい。それに母は1人だけ上の兄弟達とはだいぶ年が離れているのだ。

更にもう一つ決定的に普通では絶対に有り得ないおかしな点があるのだ。それは母の名前である。母は元々は【静子】という名前であり22歳になるまでずっと、小学校から高校まで更に専門学校に至るまでの卒業証書も、珠算や簿記の免状でも全て勿論【静子】になっていたのだ。勿論、保険証等の郵便物もそれまでは全て【静子】になっていたのだ。
ところが母は22歳の時に車の運転免許を取ったのだが、その時に住民票が必要になり役所に住民票を取りに行くと、何と自分の名前が【喜代子】に変わっていたというのだ。それで家族全員で驚いたという。
だから母の周りの人達にとって【喜代子】という名は、成人後に、何故か役所の人に間違えられた単なる戸籍上の名前に過ぎず、祖父母は勿論の事、私の親戚である母の兄弟やその家族から近所の人達や母の学生時代やその後の友人達まで全てに渡り、皆が母を【静子さん】または【しーちゃん】と呼んでいるのだ。当然、母への同窓会の案内状や年賀状から宅配物に到るまで全てが【静子】宛となっており、いったい何故、役所からの封筒にだけ【喜代子】となっているのか、私が小さな頃からの最大の疑問であり、ずっと不思議で仕方が無かったのだ。

私がそれを話すとK氏が『そんな事はいくらパソコンが無い時代でもこの日本でそんな事は間違い無く絶対に有り得ないから、もしそれが本当ならばそれは大事件になる程大変な事ですよ。とにかく直ぐに戸籍謄本と住民票だけで無くお母さんの小学校から専門学校までの全ての卒業証書と免状などを持ってきて下さい。』と言われたのだ。
それでさっそくK氏にそれらを見せると、『 戸籍上では、あなたの祖父母が離婚している間にお母さんが生まれてて、男親が女児の赤ん坊を一人で育てていた事になっている様ですが、どうも不自然ですね。確かに、あなたのお母さんは本当に【静子】という名前で育って来たのに22歳の運転免許を取った時に唐突に【喜代子】に名前が変わってしまったんですね。でもこんな事はまず絶対に有り得ないんですよ。
何故かというとね、公立の学校に入学する時は戸籍やら住民票を基に入学の案内が届く事になっているので、別の名前やあだ名やニックネームなどは一切禁止されているんですね。だいいち学校で使う名前が、あだ名やニックネームでも可という事になれば、そんな人だらけになれば誰が誰だか分からなくなってしまい収集がつかなくなりますからね。
ましてや日本国籍の者で公立の学校で勝手なニックネームなどが許可される事など絶対に有り得ませんよ。
それに大体が勝手につけていたニックネームと戸籍や住民票を基に学校側に届いている名前が一致する訳が無いでしょう。
それに公立中学校で別の市町村に引っ越しし、そこでまた別の公立中学校にも編入しているのにそこでの名前も【静子】になっている訳ですからね。
それなら少なくとも専門学校を卒業するまでは【静子】という名前だったのはまず間違い有りませんね。
それに【静子】と【喜代子】では2文と3文字で字数まで違うし全くの別物じゃないですか。その名前のどこも似てないですし間違いようが無いでしょう。
それに保険証等の郵便物も役所から日々の生活で沢山届く訳ですから家族の誰も20年近くも気付かない事など有り得ませんよ。ましてその名前も【静子】だったわけですから。』と言ったのだ。

そしてK氏は『もし考えられるとすれば、市役所のかなり上の立場の者がお母さんのストーカーで、お母さんの名前を変えていたずらをした、くらいしか考えられませんが、まあそんな馬鹿な事をする役所の上の人間なんてまずいないでしょうね。
普通はもし名前を変更する為にはまず家庭裁判所に変更希望の届け出をし、それが認められなければならないですからね。
あなたのお母さんの名前を勝手に変更した人物像を想像するに、その裁判所などの過程をすっ飛ばして、法律など全く関係無く無視し、家族の者達の誰にも知られずに、突然名前を変えられる程の途轍もない権力を持つ者が親なのだという事を示したかったのでしょうね、恐らくは。

それと昭和天皇のお孫さんで今上天皇の娘さんの名前が【清子】さんですよね。それで22歳の時に突然親がつけた名前とは別の名前の【喜代子】になっていたという事は、その次の世代が【喜代子】の名前の通り【喜ぶ代の子】になるという意味を表したかったのでは無いでしょうかね。それで昭和天皇の孫娘の名前を【清子】にしたのでは。そのお名前は【さやこ】と読みますが普通に字だけ見れば【きよこ】と読めますし、そこら辺が関係しているのでは無いでしょうか。もうそれしか考えられませんね。

それとあなたの祖父母は何故【宮】がつく町名の地に引っ越し、また年が離れた兄弟の中で、末っ子のあなたのお母さんにその家を継がせたのでしょうかね?』と言ったのだ。

そして私はK氏から、『これではっきりと分かりましたけど、あなたのこの大掛かりな包囲網は全てこれが元凶でしょうね。そもそも芸能界の秘密を知ってしまったからなどといった理由で公安が出て来る訳が無いと思っていましたよ。私が調べたところ、あなたが探していた田辺氏が、表向きは東京大学に勤めていたんですが、実はある組織のセクションの手先となって活動していた事が分かったのですよ。それは私が田辺氏の動きが怪しかったので盗聴していたところ、田辺氏を手先に使っていた者が分かり、更にその者を盗聴したところそれが【内調】内閣情報調査室と繋がっていて、【内調】の人間が間接的に田辺氏にあなたの件で指示をしていた事が分かったんですよ。実際、盗聴していた時にあなたの話が出てましたから。ここまで状況が分かった以上、もう他のトラブルは後回しにして、先にこちらから片付けるより他は有りませんね。逆にこちらから先に片付ければ後は簡単に方が付きますから。』と言われたのだ。

#Epilogue Part3公安調査庁CIAAgentMr.K

#Epilogue Part3公安調査庁CIAAgentMr.K

これは#1R.I.P.CIA Special Agent Mr.K #Part2の続きである。

私はかなり長い間この、国が総力を挙げて国家権力を行使した包囲網を、完全に芸能界絡みの事だと思っていたのだが、それにしてもなぜこんなにも大掛かりに国家から包囲網を敷かれ嫌がらせをされ続けているのか、その本当の理由が分からず、ずっと苦しんでいたのだが、ある人物から初めて私にこの国家規模の包囲網を敷かれている本当の理由の一部を教えられ、誰もが恐らく信じられないであろう、狂ってるとしか思えない国家総動員空前絶後の大規模な私への包囲網の状況が少しだけ分かったのだ。
私にその私を取り巻く包囲網についての状況を教えてくれたある人物というのが、元公安調査庁のエージェントで、その後CIAのエージェントになったK氏なのだ。

私は【Part1】でも述べた様に、ちょうどこの件をK氏に全て任せる直前迄、大物で力のあると言われる人物【 静岡にあった山口組後藤組という芸能界でも凄い力を持っている組の企業舎弟であり、新党大地の代表で元衆議院議員鈴木宗男氏と一緒に中川一郎という自殺した大臣の元秘書の渡辺あきら氏が、その後藤会長に頼んでくれていて解決に協力しようとしてくれていた】や、他にも私の女友達のご主人であるエイベックスの作曲家兼アーチストの男性から、Vシネマで有名な【 ミナミの帝王 】の萬田銀次郎のモデルであり現在は都内に在住している金融会社社長にも、具体的に私達の相談に乗ってもらう為に会わせて貰う手筈になっていた【 詳細は後程】のだが、そのK氏から私に『 もしそうした人達との関わりを全て完全に断ち、この件を全て僕に任せるならば、元公安調査庁の職員である僕が、この問題を個人的に全面的に解決に協力してもいい。』と言われたのだ。【CIAのエージェントだと打ち明けられたのはその後】そして、『この件に関しては僕だけに任せ、他の誰にも決して相談してはならないし、例えどんなに力のある人物でもこの話に交えてはならないよ。』と厳しく言われていたのだ。
更にK氏は『 ヤクザとは決して関わってはいけませんよ。いくら取れた金額の折半にしてくれるって言っても半分は持っていかれてしまうんだし、本当に取れた分の半分をくれるのかも信用も出来ないし、そりゃ一部はくれるんだろうけどね。第一、公安調査庁とヤクザのいったいどちらが強いと思ってるの?はっきり言って比べ物になんかならないよ。公安調査庁からみれば、ヤクザを潰す事なんてあまりにも簡単過ぎて赤子の手をひねる様なもんだよ。それにヤクザはどこにでもいるけど、僕の様な公安調査庁の人間にはそうそう会えないよ。あと言っておくけど、ヤクザではこの問題は根本的な解決には絶対に至らないよ。君のその問題をその程度のつまらない話で終わらせてもいいのならヤクザにでも頼んでみればいいじゃない。』と、私に言ったのだ。私はその頃は山口組後藤組の会長がどれ程の力があり有名であったかなどまるっきり知らなかったので、【 その程度のつまらない話で終わらせてもいいのならって!?それは一体どういう事なんだろう。】と思った。何かK氏の話を聞いているとどんな力がある有名なヤクザの組長やあの有名なミナミの帝王よりも公安調査庁の方が全然力が有りそうだ。
だいいち元々は私が自称【国土交通省】の官僚を名乗るT氏に相談し、【私を公安の人間に紹介し全面解決させる。】と約束されていた為、私はそれを信用していたのだが、突然T氏と連絡が着かなくり困っていたところだったのだ。
それがこんなに都合良く私に協力してくれるという【公安】の人間に出会えたなんて、まさに【渡りに船】ではないか。
まして親身になって力になってくれる元公安調査庁の職員なんて、間違い無くなかなか会えないだろう。根本的な問題解決が出来るならそれが一番大事な事であり、だいいち【 その程度のつまらない話で終わらせていいのなら 】なんて言われてしまうと、一瞬金に目が眩みつまらない物を掴まされるところだった様な、何だか危うく酷く損をするところだった様に思えたのだ。

K氏はまた、『 あとこれだけは言っておくけど、この件では絶対に公安調査庁は関わってないからね。だから君が包囲網を敷かれて嫌がらせをされているのを【公安調査庁のせいにだけは決してしない】、とそれだけはまず先に約束しておいてもらわないとね。それだけは絶対に違うし、それを公安調査庁のせいにされてしまったら、僕も君の問題解決には協力出来ないからね。僕は元公安調査庁の職員として、あくまでも個人的にこの問題に興味を持って君に協力するだけだから。それに、僕も君の話を聞いてて僕なりに思うところがあったから。』と言われたのだ。
この前の#7のPart1で詳しく述べたが、私が自称【国土交通省】の官僚を名乗るT氏に相談し、【私を公安の人間に紹介し全面解決させる。】と約束されていた為、私はそれを信用していたのだが、突然T氏と連絡が着かなくり困っていたところ、銀座のクラブで働く女友達から私を旅行に招待すると言われ、2人で東京駅から新幹線に乗った車内でいきなり、【実は友人がこの旅行に招待してくれたのであり、サプライズで大掛かりに私達の歓迎会の準備をして現地でハイヤーを用意して待っている。】と言われ、福島駅に着くと、岡山市長【その後国会議員】の秘書や現地の大地主の有力者や、社長や専務などが何台ものハイヤーを用意して私達が到着するのを待っていたのだ。
そしてそこで静岡の山口組の後藤会長の企業舎弟である六本木で設計事務所を経営する渡辺社長と知り合い相談していた矢先、偶然そのT氏をいわゆる携帯電話のキャリアでは無い【Yahoo!】の普通のメールアドレス【捨てアド】のメールアドレスから探し出してくれるという元公安調査庁のK氏に出会ったのである。
だが私は自称【国土交通省】の官僚を名乗るT氏の事も、ついでにこの後藤会長の企業舎弟である六本木で設計事務所を経営する渡辺社長に探してもらおうとしていたのだが、ちょうどその矢先にこの元公安調査庁のK氏が偶然にも私の前に現れたのである。

だがよくよく思い返してみたところ、私はT氏から私に教えられていた【Yahoo!】のメールアドレスの他に、もう一つ【u-tokyo 】という別のアドレスも聞いていたのを思い出したのだ。そしてその【u-tokyo 】というドメインは何と、東京大学固有のドメインだったのだ。

結局自称国土交通省の官僚のT氏は、
K氏によれば、私に詳しくは教えられないがT氏は表向きは東京大学内で働き、裏で公安関係の仕事をしているのだと言っていた。
K氏がT氏を見つけたものの、T氏が私の相談相手となる公安の人間を紹介するという約束だったので、私はその約束だけは絶対に履行させたかったのだ。
だが、K氏から『あなたの相談に乗る公安ならもうここに僕がいるじゃありませんか。』と言われ、私も【確かにもう既にK氏という元公安調査庁のエージェントに相談しているのだし、それもそうだな。】と思ったのだ。
本当によくよく考えてみれば、T氏を見つける為に協力してくれた人物自体が、全くの偶然にも元公安調査庁のK氏だった為、実際に最早、T氏から公安の人間を紹介して必要が無くなったのだ。

それに私の周囲の国家権力による包囲網を取り除き全面的に解決する為には、静岡の後藤組の後藤会長では確かにお金は取り戻せるかも知れないが、国家権力による包囲網を取り除くところまで辿り着かないかも知れないな、と思い、当初の予定であった【公安の人間に相談し根本的に解決する】という目的に軌道修正し、せっかく元国会議員の鈴木宗男氏と共に元中川大臣の秘書をしていた渡辺社長が、後藤会長に私の件の解決を依頼して貰っていたのを断り、私は元公安調査庁のK氏に全面的に任せる事にしたのだ。

そこで私は勿論色々なトラブルについてK氏に頼んでいたのだが、『全てのトラブルを一緒くたにせずに、まずはトラブルを一つずつ分けて順番に解決していく。』とK氏から言われたのだ。
それでK氏が、一つ一つ別個に私に聞き取り調査を始め、それらを【本格的には後から作成する】として、取り敢えずまずは、K氏が私から聞き取った話の断片を繋ぎ合わせて整理してまとめていき、K氏がそれをきちんとした正式な文書にしていくという作業をしていたのだ。こうして文書に掘り起こしていく作業を、所謂【掘り起こし作業】と云うらしい。

だがそうして話しているうちに一つ一つの事柄に対してK氏が『それは妙ですね。普通ならそんな事は有り得ませんが。』などと段々と言うようになってきたのだ。そこからK氏は突然、私が優先的に解決を依頼しているトラブルとは一見全く関係無いと思われる、私の母や祖母の質問ばかりをする様になり、【いったい何故母や祖母の事などばかりを聞きたがるのだろう、そんな話など全く時間の無駄でしか無い。】と私は苛立っていたのだが、次第に『これは確かに何かおかしい、いったいどういう事なのだろう。』と私が不可思議に思う程、K氏は不審に思える事柄を的確に突いていったのだ。

その切っ掛けとなった話が【第2部】の#2で述べた【皇太子妃雅子妃殿下の亡くなった元婚約者】の話であったのだ。だがその話自体何故か、K氏の方からまず先に、私に『何か皇室関係で秘密の話とか聞いた事はありますか?』と聞いてきたのだ。
それで私は『そういえば、香港によく招待をされて遊びに行っていた時に、雅子妃は皇太子から結婚を望まれていたのだが、雅子妃には元々同じ外務省に婚約者がいたので皇太子からの結婚の申込を断ったところ、その婚約者が突然、事故か何かで不審死を遂げたのだが、それをその外務省勤務の元婚約者の親友であり雅子妃とも親しかった友人から、それは暗殺なのだと聞いておりましたが。』と話し、それを【#2】で述べた様に詳しく説明させられた事で大きくK氏との話の方向性が変わっていったのだ。これはK氏に相談していた時の転換期となった重要な点なので、【#2】でK氏が述べたそれについての意見を再び述べる事とする。

この香港で偶然に目の当たりにした、一連の、皇太子妃雅子妃の、雅子妃との結婚直前に変死【暗殺?】により亡くなられた元婚約者の話を、元公安調査庁の諜報員でありCIAのエージェントであったK氏に話したところ、K氏は、『 結論から言うと、偶然でそんな話を聞く事は絶対に有り得ませんよ。そこまでの偶然はいくら何でも有る訳が無いでしょう。そんな外国の香港にわざわざ三菱商事の人間から全て無料で何度も招待されて、たまたまあなたの友人が居ない時に、三菱商事の者と省庁に出向してて大臣の答弁を書いていたという、皇太子妃の雅子妃の友人でもありその雅子妃の元婚約者の親友の三菱系の銀行の者から、『雅子妃が皇太子からの求婚を頑なに断って同じ外務省の男性と婚約したら、雅子妃と婚約したその男性が結婚を直前にして急に変死しただの暗殺された。』だの、またその時の雅子妃からの元婚約者への愛する思いが認められた手紙を持っていて、その三菱系の銀行勤務の雅子妃の元婚約者の大親友だけで無く、その友人の三菱商事の者までがその手紙を読んでいてその話の証人になるだとか、そんな恐ろしい国家機密を招待を受けた遠い異国の地で突然打ち明けられるだなんて。更にそこにまた、これが決定的ですが、皇太子妃雅子妃の亡くなられた元婚約者の弟さんがその話をしているところで偶然に、外国であるその香港の九龍の一流ホテルのレストランにちょうど同じ時間に予約をしていて入って来るだなんて、馬鹿馬鹿しい。
そんな外国でそこまで偶然が沢山重なる訳が有り得ませんよ。それはおそらくあなたを呼び出して皇室関係の事であなたが誰かに何か口止めされていたりだとか、何かを聞いていて知っている事が無いか、有ればそれを引き出そうとしていたんでしょうね。それでその事を確かめる為に、国内では口止めされていて話せないかも知れないと思い、外国という開放的な空間で壮大なセットを仕掛けたんでしょうね。そこでその三菱商事と三菱系銀行の者達があなたに、我々も皇室からの被害者なのだと見せかければ、あなたが同じ立場の者達だと思い込んで安心して【実は私も天皇家の事でこんな話を聞いている。】等とポロっと漏らすでしょうからね。
それにその雅子妃の元婚約者の親友だという三菱系の銀行の者とあなたは初めて会ったんでしょう?だいたい初めて会った学生の女の子に、突然そんな聞いてしまったら殺されるかも知れない様な国家機密をバラす訳が有り得ませんし、常識外れも甚だしいですよ。しかもちょうど正にその話をしている時にそんな遠い外国の香港のホテルのレストランで偶然にも同じ時間にその雅子妃の元婚約者の弟さんが現れただなんて。それがまず間違い無く壮大なセットを仕込まれていたという根拠ですよ。だいたいその元婚約者の弟さんがこれまた同じ三菱商事の人間だったわけでしょう。三菱系の銀行勤務のその雅子妃の亡くなった元婚約者の親友とその雅子妃からの手紙を読んだ三菱商事の者とその亡くなった元婚約者の弟さんという、皇太子妃の元婚約者の暗殺事件の3人もの重要な証人にあなたは図らずも会ってしまった訳だし、そこの香港のレストランで、亡くなった雅子妃の元婚約者の弟さんが入って来てそのテーブルに挨拶をして来た時に、当事者が一同に、何故か日本から程遠い外国の香港の九龍の一流ホテルのレストランに集結してしまった訳ですよね。でもその瞬間に明らかにただのゴシップや噂話の域を超えてしまい、あなた自身もその重大な国家機密の生き証人になってしまった訳ですからね。
それから雅子妃と同じ外務省に勤務されていた、雅子妃との結婚を目前にして亡くなられた元婚約者の親友だという三菱系の銀行に勤務されてる男性が、雅子妃から直接送られて来た、雅子妃と同じ外務省に勤務されていた元婚約者をどれ程愛しされていたかだなんて事が延々認められた手紙を持っていて、それを赤の他人に見せたり話しているだなんて、まず有り得ませんね。だってそんなとんでもない国家機密に該当する重大な物品を持っていてそれを友達に見せたり、ましてやそんなこの国の暗部を親しい者達だけならまだしも、見ず知らずの初めて会った学生の女の子にまで皇太子妃の元婚約者の暗殺だなんて、そんな途轍もない重大な国家機密をバラしまくっている様な者に、この日本の皇太子妃である雅子妃と同じ外務省に勤務されていた亡くなられた雅子妃の元婚約者を雅子妃がどれ程愛していたかを認められた手紙だなんてそのまま持たせていたら、またどんどん関係の無い色々な一般人に言いふらすでしょうし、海外のマスコミ等にその雅子妃から送られたその手紙を売り払ったりするかも知れませんし、そうしたらとんでもない事になりますし、そんな事を国家が放っておく訳が有り得ませんよ。まず間違い無く、その雅子妃から送られた手紙は没収されているし、関係者には全て箝口令が敷かれていますね。勿論その三菱系の銀行の元婚約者の親友とやらからその話を聞いた人達全員にもね。それと亡くなられた雅子妃の元婚約者の弟さんにも、【家族の者が暗殺された】だのと言い出さない様に、当然箝口令が敷かれてる筈ですよ。

それからその皇太子妃である雅子妃と同じ外務省に勤めていた、雅子妃の亡くなられた元婚約者の話は、実は私も知ってました。ですからその話自体は本当の話ですよ。
でもその話は勿論完全に箝口令が敷かれてますよ。公安調査庁の中の人間だって一部の者しか知りませんから。
いったいその話を知っている人がこの日本の人口1億人の中に何人いると思いますか?それくらいこの話を知っている人は極めて少ないという事なんですよ。
それなのにそんな事を言いふらしていたら、まず間違い無く皇室を転覆させようとしている反社会的人物として抹殺されていますよ。それにその雅子妃の外務省に勤務されていた亡くなられた元婚約者の親友という男性は三菱系の人間なわけだし、大臣の答弁の原稿を書いてる様な人物なわけでしょう。それならいくら何でもその程度の事は分かるでしょう。
という訳で、明らかにわざわざ遠い外国の香港にまであなたを呼び寄せて、あなたに同じ皇室関係の被害者だと見せ掛けて味方の振りをして、皇室関係の話をどれだけあなたが知っているかを調べようとしたのと、皇室関係のあなたが知っている事を引き出す事が主な目的でしょうね、まず間違い無く。まあ国家とはそうした暗殺等もいとも平気で行うという事をあなたに教えたかったという事もあるんでしょうねえ。固く口止めされている人から話を引き出す為だったら、それくらいの大掛かりなセッティングをして味方の振りや同じ被害者の振りをしないと無理ですし、日本から遠く離れた外国なら話しても大丈夫かと開放的な気持ちにもなるでしょうから、それくらいの大掛かりな仕込は当たり前にやりますよ。』と言ったのだった。

その後、その話を切っ掛けに話が急展開し、K氏からの私への質問内容が【私の母の名前の事などで、何かおかしな点は無いか?】とか【宮内庁の人と結婚した身内はいないか?】また【祖母の妹さんはいないか?その妹は美人か】など母や祖母の話が中心になり、私は最初母や祖母の質問をされた時に、【母や祖母の話など全く関係無いのに面倒だなあ。そんな話どうでもいいのに。】などと思っていたのだ。
だがその中で、K氏から『おばあさんの妹さんと宮内庁が何か関係していませんか?』と質問をされたのだが、それは正に私が【えっ?いったい何故それを知っているのか?】と驚愕し問い質したくなる質問だったのだ。
それで私は、【これは何かあるな。】と思い、そこから私はK氏に、以前母から聞いていた私が知る限りの話を思い出して話し始めたのだ。
私が幼い頃、祖母の妹の【あい】が祖父や祖母や母と一緒に住んでいたのだが、いつも家事等をしていて【あい】はまるで【家政婦さん】の様な存在であった。
だが【あい】は家族の者に対して誰一人に話しかけたりする事が無かったのだ。勿論、私も一度も話しかけられた事が無かった。小さい頃、私が【あい】に近づくと、母が【あい】に『ほら、あいちゃん、話しかけられてるから返事をしてあげて。』などと言うと小さな声で『あい。』などと返事をするだけだ。私は幼いながら【あい】が年で耳が遠いか呆けているのか、そのどちらかであろうと思っていた。その後【あい】は認知症が更に酷くなり、いつの間にか老人ホームに入っていてそこで亡くなったのだ。

そしてその祖母の妹である【あい】は嘗ては、普通にはまずいない様な、もの凄い美人だと評判になっていたのだという。それでその【あい】の美人との評判を聞きつけてお金持ちの靴屋を営む男性と結婚をしたらしいのだが、すぐに離婚して実家に戻って来てしまったのだそうだ。

だが実家に戻ると直ぐにまた、【あい】が大変な美人との噂を聞きつけた宮内庁の立派な男性が家にやって来て『【あい】さんを嫁にしたい。』と言ってきたのだそうだ。それで【あい】の親(私の曽祖父母)は直ぐに嫁に出してしまったのだと云うのだ。
そして祖母の妹である【あい】は、宮内庁の男性と結婚をして、何と【皇居の中】に住んでいたのだという。因みに母が祖母に【あい】の結婚相手であるご主人が皇居の中でどんな仕事をしていたのかを聞いたところ、祖母から【馬に乗っている人】などとよく分からない事を言われ【何それ?】と思っていたのだそうだ。だが祖母もその妹の【あい】も私が子供の頃に亡くなっているのでそれ以上の事は分からないのだ。それでその話からK氏は、『 馬に乗っている人って変な話ですねえ。まあでも普通に考えれば皇宮警察の人とかですかね、皇居の中に住んでいるという話からしても。とにかく【あい】さんのご主人が誰だったのか素性を調べなければ。では母方のご家族の附票とお母さんの戸籍謄本と住民票を急いで取ってきて下さい。それからお母さんの卒業証書なども。』と言われたのだ。それは、もう一つ母について不可思議としか言いようのない事象があり、それをK氏に話たところ、K氏から【この日本で日本国籍の人でそんな事がある訳が無いし絶対に不可能だ。】と言われた事象が発覚し、他のトラブルの解決はを一旦中断してまでも、真っ先に母や祖母や【あい】などの戸籍謄本や住民票を調べなければならなくなったのである。
だが私も何点か【これは明らかに何かおかしい。】と思うところがあったのだ。細かい事まで挙げればキリが無い程沢山ある。

例えば、信じられない様な話だと思われるかも知れないが、その一つが、私が学校に遅刻するのにまだ家で一人で部屋で寝ていた時に実際によくあったのだが、ちょうど一般に会社が始まるくらいの時間に、私の家には大きな給食センターらしきと間違えられた電話がひっきりなしに家の固定電話に掛かってきていたのだ。

私は学校の授業に遅刻するにも拘わらずよく寝坊していたのだが、すると朝の9時過ぎから家の電話に『○○弁当を50個とあとは ...』などというまるでコントの笑い話の様な電話がひっきりなしに掛かって来ていたのだ。
最初、私は『ここは給食センターでは有りませんよ。違う所に掛かってますよ。』などと真面目に答えていたのだが、何度も掛かって来るので面倒になり、また誰かのいたずらだと思ったので眠いながらも、『○○弁当50個ですね。全部で100個ですか?了解しました。』などと冗談で言っていたのだが、睡眠を邪魔された挙げ句あまりにもひっきりなしに電話が掛かってきた為、私は【ただのいたずらで友人がやっているなら、すぐに名を名乗るだろうしいたずらだと明かすだろう、だが余りにも大勢の人を使って電話してるし、いくら何でも悪ふざけが過ぎる。】と思い非常に腹が立った。
それで『いたずら電話もいい加減にしてよ。私はまだ寝てたのに、朝早くからふざけないでよ。いったい誰がこんないたずらしてるの?』と怒鳴ったのだ。
すると受話器の向こうから『いたずらなんかじゃ有りませんよ。こちらは真面目に従業員のお昼の弁当を注文してるんですよ。うちの工場には従業員が何百人と大勢いるんですから、お昼休み迄に弁当が届かないと本当に困るんですよ。』などと、さももっともらしい事を言ってくるのだ。私は、【何て本当らしい嘘をつくのだろう。いくら何でも悪質では無いか。】と呆れていると、丁度会社の人達が一斉に弁当を注文する時間になったらしく、その後いっぺんにとてつもない量の電話が掛かってきたのだ。実家では、キャッチホンどころか【トリオホン】というサービスも利用していたので少し経つと話している電話の中にキャッチホンのベルが鳴り、私がガチャっと電話を切っても切ったところからまた弁当の注文の電話が入り、そこでまた電話を切ると更に次から次へといっぺんにいくつもの複数の電話回線で混線しながら話す様にまでなってしまったのだ。

これには私も少しパニックになり、私は『もう本当にいい加減にしなさいよ。何が弁当100個よ。こんないたずらするなんてあなた達、頭がおかしいんじゃない。』などと怒り狂ったのだ。
だがいくら怒鳴りまくってもまだしつこく全く懲りずに家に電話を掛けて来て『弁当を100個、○○工場まで持って来て。』などと言っているのだ。
そして電話を掛けて来る方も冗談とは思えない程、大真面目な話しぶりなのだ。
その上その声も、何故か年配の人の声だったりするので、これにはさすがに私も、【何かおかしいな。もし友人がいたずらをしているとするなら、こんな年配の人達まで借り出す事などさすがに有り得ないだろう。それにこの人達は本当に弁当を注文したくて必死としか思えない。】と不思議に思い、トリオホンで色んな人達といっぺんに電話が繋がっている時に『皆さん、電話番号は何番にお掛けですか?これはいたずらでは無く本当にお弁当を注文したいのですか?』と聞いたのだ。
すると皆、『とんでもない、いたずらなんかじゃ有りませんよ。会社で皆から頼まれたお昼の弁当を大量に注文しなければならないのに、こんな怒られていったいどうなってるんだろう、この給食センターの電話番号は、毎日電話を掛けている番号だし、電話機に登録している番号なので、その上全く似ていない電話番号なのにそんな何度も間違える訳が無いのに。それに電話番号も○○という給食センターにきちんと掛けていますよ。』などと言い出したのだ。更に別の人達も全く同じ様な事を言ったのだ。私はその電話番号を聞いて【確かに、その電話番号では私の家の電話番号とはどこも似通って無いし、間違えようも無い、全く関係無い電話番号では無いか。にも拘わらずこれ程何度も、しかも同じ時間に一遍に私の家に大量の間違い電話が掛かってくる事など有る筈が無い。それが一斉に私の家の電話に掛かって来るなんて、いったいどうなってるの?】と思った。
どうやら皆、冗談やいたずらでは無く、本当に会社でお昼の弁当をまとめて注文しようとしているのだ。

こうして私の家に間違い電話を掛けて来る人達から事情を聞いた結果、どういう訳なのか、電話が混線してその給食センターに電話を掛けると何故か私の家の電話に繋がってしまう事をようやく私は理解したのだ。つまりはこの大量の弁当を発注してる工場の事務員の人達は、決して私の睡眠の邪魔をしていたずらしているのでは無く、偶然にも何故か私の家の電話とその大きな給食センターの電話回線が混線してしまったという事なのだ。
或いは誰かが故意にいたずらで家の電話回線と給食センターの電話回線を混線させ、混乱を引き起こして楽しんでいるのだろう。
だが、もし私が学校をサボって寝ているのを見計らってこんないたずらをしているのなら、私が寝ている所を起こしてこんな睡眠妨害をするだなんて何という嫌がらせをするのだろうか?
それに弁当を注文しなければならない事務職の人達も、何度も何度も繰り返し私の家の電話に掛けて来て、『あら、また掛けてしまってすみません。でもいくら電話番号を確かめて掛けても毎回そちらに電話が掛かってしまう様で。困りましたね。弁当をお昼休み前に注文が出来なかったらどうしましょう。』、などと私に謝りながらも、彼らが本気で困っている様子なので、私も段々と気の毒になってきた。彼らもまた、別に私にいたずらするつもりでは無く、ただ単に何度給食センターに電話を掛けても、毎回電話番号が全く似ても似つかない私の家に掛かってしまう被害者に過ぎないのだ。
それで私が困って電話局に電話をして苦情を言ったのだが、電話局側の対応は『そんな事は有り得ないし、聞いた事も無いし分からない。』などと困惑するばかりだ。
そしてこれがたった一度きりならまだ分かるのだが、私が学校の授業をさぼって部屋で寝ている時に、これがしょっちゅうあったのだ。

だがそれだけでは無い。電話に関して言えば、それ以前から私の家の電話は確実に盗聴されていたと思われる。
何故なら高校時代に一時期かなり長い期間私の家の電話は、とんでもない状態にあったのだ。

まず、普通ならば電話を切って受話器を置いてある通常の状態の時は、当たり前だが受話器を手に取らない限り何も音などしないはずである。
それなのに我が家の電話機は受話器を切って置いてある状態にも拘わらず、常にラジオか何か分からないが、何故か大音量で音楽が鳴っているのだ。
これではまるで電話機の形をしたラジオの様では無いか。
電話が外部に繋がっていない状態でさえ常にそんな状況なのだが、電話が繋がっている時などは、話し声よりも音楽の方が余りにもうるさくてほとんど電話を掛けている相手の声が聞き取れない程なのだ。

因みに念の為言っておくが、その音楽は、私が大好きな流行りのポップスなどでは勿論無い。それは全く知らない曲であり、大音量で部屋中に鳴り響き只々耳障りなだけである。
最初は私の家に電話を掛けて来る友人達は皆、私が部屋で音楽のボリュームを大音量にしていると思い、『何でそんなにボリューム上げて音楽を聞いてるのよ?この音楽がうるさすぎて声が全く聞き取れ無いから、いい加減に音楽のボリュームを下げてよ。』などと言うのだ。だが私が、部屋で音楽などつけて無いし、誰かにいたずらされて受話器の中で常に音楽が鳴ってる状態なのだと説明すると、皆驚き大笑いするのだ。それで私が、『これは本当に笑い事じゃないから。変質者がいたずらしてるの。こいつ完全に頭おかしいよね。』などと電話中に盗聴している者の悪口を話していると、私達が会話をしているのに、わざとガチャガチャガチャっとうるさく音をさせたり、音楽のボリュームを思いっきり上げてうるさくし、そこから更にエスカレートして、勝手に私と友人との電話を切り、無音状態にさせた事さえも何度もあるのだ。
そして一時間くらいたつと、受話器はまた相変わらず大音量の音楽は鳴っているが、無音状態は復活して直っているのだ。これではもう明らかに誰かのいたずら以外に考えられないでは無いか。
私の家に来た知人や友人達は皆、その大音量の音楽が鳴っている電話機を見て驚き呆れ、『これ電話機じゃなくて電話機の型をしたラジオでしょう。こんな電話機が有る訳無いもの。それか誰かがラジオに改造したんじゃない?一体どうやって電話機をラジオに改造するのか分からないけど。』と言う程なのだ。そこで私は、『まあ誰かがいたずらしたのは確実でしょう。マジでムカつくわ。【うるさくて声が聞こえ無いから。】ってみんなから電話をすぐに切られちゃうし、』と言っていたのだ。
それで結局しばらくしてから電話局の修理の人を呼びその電話機を見せたところ、『取り敢えず電話機を変えてみて下さい。それからこの電話機は調べましたが、恐らくこの電話機自体に何か仕掛けられているのでは無く、電柱や電線に仕掛けられている可能性が有りますね。でも電話局では電柱や電線などまで調べる事は出来ないんですよ。
取り敢えず、新しい電話機に変えて様子を見て下さい。』と言われたのだ。そして新しい電話機に変えると、ひとまず大音量の音楽は鳴り止んだのだ。

大学受験入試問題

それからもう一つ、実はかなり不可解な事があるのだ。私が通っていた学校は大学と付属の中学、高校があり、私は付属中学から入学していたのだが、その4年制の大学の方には付属の高校からは、当時何と6分の1程度しか進学出来なかったのだ。そして高校から無試験での推薦枠は、更にほんの僅かしか無かったのだ。そして通知表の5段階中、平均4.0以上出なければ推薦の枠にさえ入れなかったのだ。
そういう訳で、私も当然推薦の枠になど入れる訳も無く、一応大学受験をして系列の大学に進学をしたのであるが、私にはお茶の水女子大学に在学する優秀で品の良い家庭教師がいたのだが、その家庭教師からは主に英語を学んでいたのだ。
何故なら受験科目の内、国語は現代国語は小学生時代に勉強したおかげか、実力テストなどではいつも学年でトップの方だったので、あとは漢字や古文や、日本史などは、自分自身で暗記をする分野だったからだ。だが、高校2年の末まで全く勉強をしていなかった私は、英語の成績は非常に悪かったのだ。

その私の家庭教師は、彼女の父親の仕事などは彼女が話さなかったのでよく知らないのだが、彼女は父親の仕事の関係で長い海外暮らしをしていた帰国子女なのだ。そしてお茶の水女子大学弓道部に所属していたのだ。

だが、その私の家庭教師は、私の英語の受験勉強を私に教えるにあたり、彼女が購入してきた極薄い英語構文のテキストたった一冊だけを集中的にやっていくと言うのだ。それと英単語の本を出来るだけ暗記するようにと言われたのである。
だが、私はどう見てもこの20ページくらいしか無いこんな薄いテキストだけで受験に挑もうとするのはいくら何でもおかしいのでは無いかと思ったのだ。
それにその薄っぺらい英語構文のテキストはそんなに極薄い上に1ページあたり2つの例文しか載っていないのである。あとはその例文についての説明だけだ。そしてそれは、そんな極薄のテキストなのに2000円くらいと、やけに強気の値段設定である。
本屋に行けば、もっと安価で内容がぎっしり詰まっているテキストや参考書などがいくらでもあるにも拘わらずである。いくら何でも、こんなに厚さも内容も薄そうでしかも値段が高いテキストなど、いったいこんなものをわざわざ選んで買う人などいるのだろうか?と思う程だ。
それで私が、『このテキストではあまりにも薄過ぎて内容が少ないので、他にも人気がある参考書やテキストを買おうと思います。』と家庭教師に言ったところ、その家庭教師は、『それは絶対に止めて。お願いだから私の事を信じてこのテキストの私の教えた所の復習をしっかりとやってこのテキストを完璧にマスターして。頼むから他のテキストなんて絶対に買わないで。』と、私が驚く程、悲痛な叫び声をあげたのだ。
そして『とにかくあなたは他のテキストやなんかは逆に一切やらなくていいし、あとは英単語さえ覚えれば受験対策はもう他には必要無いの。その代わり、とにかくこれだけを完璧に覚えれば絶対に大学に受かるって誓ってもいいから。このテキストはこんなに薄っぺらいテキストだし、これだけでは不安かも知れないけど、本当にこれ一冊でいい程のズバ抜けて優秀なテキストなの。だからこんなに薄いのにこんなに値段が高いのよ。それから私のヤマカンは凄く当たるし、今まで私はテストのヤマカンを外した事が一度も無いの。私はお茶の水女子大でさえヤマカンで現役で受かったんだから。本当は東大受験しようと思ってたんだけどね。でも東大でさえヤマカンが働く人が受かっているだけなの。これは本当よ。だから私にはあなたが受験する大学に出る問題も私のヤマカンでだいたい分かるのよ。それにあっちこっちのテキストに手を出してもどれも中途半端になってしまって絶対に覚え切れないから。だからとにかく頼むから、今までの人生で一度も外した事が無い私のヤマカンとこの優秀なテキストを信じてこのテキストにかけてみて。このテキストさえ完璧に覚えれば間違い無く大学には合格出来るって誓うから。私はね、あなたを絶対に大学に受からせないといけない義務があるの。』などと私に必死に言うのだ。

するとある日、いつも中間試験や期末試験で私と一緒に追試を受けている、早稲田大学の名誉教授の娘のOが、何と私と同じその薄っぺらい英語のテキストを学校に持って来ていたのだ。
Oはいつもテストの成績は学年で毎回後ろから10位以内だろう。そのOが、そのテキストと全く同じ私のテキストを見るやいなや、私のテキストを指を指して笑い転げたのだ。そしてOは、『嘘でしょう?何で?まさかあんたもこれ使ってるの?マジでウケるんだけど。これ使ってるのって、学年で絶対に私達だけだよね。だけどお父さんから、『英語の受験勉強はとにかくこれだけで絶対に大丈夫だから、受験勉強の英語はこのテキストだけを勉強して完璧に覚えろ。』って言われているしね、だから英語の受験勉強はこのテキストだけやっておけばもう大丈夫だよ。でもこれは私達だけの秘密だからね。絶対に他の人にこのテキストを勧めたり使わせたらだめだよ。』などと言ってきたのだ。
それで私は、『あのさあ、こんなペナペナな極薄で中身がほとんど無いテキストなのにこの値段じゃあ、私達がいくら勧めたところで誰も買う訳が無いじゃない。だってもっと安くて中身がぎっしり詰まっているテキストがいっぱい売ってるし、みんな一般的に売れてるテキストを使うでしょう。それなのに一体誰がこんなの買うのよ。それにまずどこに売ってるのこれ?まあどこかで売っててもまず誰も手に取らないし、買う訳も無いけど。だけど私の家庭教師が【これだけを完璧に覚えれば絶対に大学に受かるって保証するから。】って言い張ってて他のテキストは買っちゃだめだって言って他のテキストを使わせてくれないから仕方なくこれを使ってるんだけど。』と言ったのだ。するとOは、『そうだよね。私も同じ事を思ったけど。でも家庭教師がこの一冊を完璧に覚えれば合格を保証するとまで言ったんだ?実はうちのお父さんも、あんたの家庭教師と全く同じ事言ってたからさあ。いやあ、でも本当にビックリした、やっぱり本当なんだって。私も最初は信じられなかったから。だけど本当にこれだけを完璧に覚えれば大学受験には絶対に受かるってさ。うちの親が言ってるくらいだから絶対に大丈夫だよ。一応私の親は早稲田大学の教授だしね。私達はこれを使っているんだから、もう絶対に受験には受かるから。でもこれは本当に私達だけの秘密だからね。だから私は、このテキスト以外のテキストなんて絶対に買わないし、正直このテキスト以外の英語の勉強は一切やらないよ。だから他のテキストなんか買っても意味無いから止めた方がいいよ。何しろこれ使ってるのは私達だけなんだからさ。でもみんなこのテキスト見て、【何でこんなに値段が高くてショボいテキスト使ってるの?しかもそれだけしかテキスト使わないの?】って笑うからマジでウケるよね。これさえやってれば大学に受かるのにさあ。』と自信たっぷりに笑いながら言ったのだ。

そしてそれからはOは学校で私と偶然会う度に、唐突にはしゃぎ出し、『私達にはあのテキストが有るから無敵だよね。マジでウケるねー。』と毎回不敵な笑みを浮かべて私に言ってくる様になったのだ。
私は【全く能天気な人だなあ。こんな極薄でしかも内容の薄いテキストしかやらなくていいし、絶対に大丈夫だからなんて言われても私は不安でしょうが無いわ。しかも学校の生徒達からは私達は絶対に大学受験で落ちると思われているだろうし、そんな絶対に大学受験で落ちそうな私達が使っている馬鹿しか使わなそうな極薄の馬鹿高いテキストを、いくら皆に【このテキスト凄く良いらしいよ。】などと皆に勧めたところで、皆、余計に【あれだけは使わない様にしよう。】と思うだけだろう。全く秘密も何もあったもんじゃ無い。
だが、Oのお父さんは早稲田大学の名誉教授だし私の家庭教師と同じ事を言ってるんだったら、少しは信憑性が出てきたかも。でもそれにしてもOのお父さんも私の家庭教師も、一体何でこのテキストをやれば絶対に大学受験に受かるだなんて断定出来るんだろう?自分の娘を馬鹿だと思って、これ位薄いテキストじゃないと覚えられないと思って、色んなテキストをやって全部中途半端になるよりはまだ良いと思った可能性もあるなあ。それにしてもこのテキストは英語構文のテキストなのだ。これ一冊で受験に受かると言われても、大学受験のテストの過去問題集等を見ても英語の入試試験の全てが英語構文になる事など見た事も無いし、普通に考えたらまだ3割4割ならまだしも全部が全部、大学受験の英語の試験問題の全てが英語構文になるなんてまず有り得ないのに。それなのに何故私の家庭教師やOの父親はこの小学生の宿題である夏休みのドリルよりもはるかに薄っぺらいテキストだけを完璧に覚えれば大学受験に絶対に受かるなどと言い切れるのであろうか。まして私達が使っている英語構文のテキストの中から大学受験の英語のテストの全ての試験問題が出題されるだなんて、そんな馬鹿な事がある訳が無い。どう考えてもおかしい。
それにOも何故あんなに【このテキスト以外は絶対に一切やらないしやる訳が無い。】などとこんなマイナーで極薄のテキストを全面的に信用し安心しきっているのだろうか。Oは何しろ本当にこの極薄の1ページに例文が2題しか無いこの英語構文のみのこのテキスト以外は手をつける気など更々無いのだ。勿論長文読解のテキストや勉強なども全くやろうとしていないのだ。まあでも早稲田大学の教授である親からそう命じられているのならそれはそうせざるを得ないだろうけど、などと私は納得した。
とはいえ私はその不安は拭い切れず、勿論こっそりと人気があるテキストも購入していたのだ。

それで、家庭教師の授業で、その極薄の英語構文のテキストを終えた時に、空かさずその人気のある内容の濃いテキストを出したのだ。それは勿論【もっと良さそうなテキストを見つけましたよ。】とこれを見せれば家庭教師も【何だ、こんなに良さそうなテキストが売ってるんだ。】など