超ウルトラスーパーAVアイドルプロダクション AV業界の頂点に立った男の真実の物語 8

松岡がLに面接に行くと、川井社長は案の定こちらの狙い通り一応大卒である事や、営業成績一位の表彰状や、こちらの仕込んだ事が甚くお気に召したらしく大変に気に入られ、松岡が提示した全くの新人のマネージャーとしては破格である30万という給料の条件を、何といともあっさりと呑んで貰えたのである。


また面接のシミュレーション通りにあふれんばかりのやる気を見せ、本を読んであのインタビュー記事が川井社長だと気付いた事にも驚いた様で、あとは川井社長をひたすら褒めまくり、社長に憧れ心から尊敬していて、どうしても社長の下で働きたいという強い意気込みが効いた様だ。


Lは、AVプロダクションではダントツのナンバー1といわれ、一番目立っていた事務所なのに社員は所属している女の子たち以外、社長ともう3人だけだった。

タイミングが良い事には、きちんとマネージャーを出来そうな人がなかなか面接に来なくて丁度困っていたそうだ。"所属している女の子達からも気持ち悪がられたり、あいつ使えないから辞めさせてと苦情を言われるし、何しろまともな人が面接に来ないんだよ、君が来てくれて良かった"と言って大変喜んでいたそうだ。


こういうワンマンタイプの川井社長の様な人には決して対抗心を煽らず素直に尊敬の念を表し、下の立場からゴマをすり持ち上げる事だ。


やはりな、と私はほくそ笑んだ。考えに考え抜いて面接のシミュレーションをした事が全て当たったのだ。時間をかけて準備をした甲斐があったというものだ。