超ウルトラスーパーAVアイドルプロダクション AV業界の頂点に立った男の真実の物語 6

そしてもう、転職するならLしかないと確信し、さっそく《AV業界の仕組み》の様な本を買って二人で真剣に読んだ。


松岡は、“もう絶対転職で失敗したくない。そんな危険そうな業界に飛び込んで大丈夫なのだろうか”と、心配していた。

最初は軽い気持ちで勧めていた私も、一人の男性の人生を左右するかも知れないと思うと責任を感じたが、乗りかかった船である。もう後には引けなかったのだ。そしてこの転職を何としても絶対且つ確実に成功させなければならないと、強く決心した。


そんな矢先に買ってきた本に、なんと偶然にも名前こそ伏せてあったがまさしく川井社長へのインタビューと思われる記事が掲載されていて、さらにあの飯島○のAVが1本あたりいくらで何本でいくら儲かった等具体的な話も載っていて、あまりの利益の大きさに驚いた。

私も以前別の有名AVプロダクションの社長から、半年で2千万で契約しないかと誘われたことがありまさかと思っていたが、なるほどなと納得した。

この業界に飛び込めば給料が高いどころか上手くいけば川井社長の様に成り上がり、フェラーリにだって乗れる様になるかも知れない。

まさにアメリカンドリームならぬ、AVドリームである。

一般の人々がまだAVに対し偏見を持っている時こそが逆にライバルも少なく、チャンスがあるのである。

さらに偏見を持たれ、最底辺の仕事の様に思われると云う事は、ライバルの参入やAV業界へのライバルの参入を妨げる隠れ蓑にもなるのだ。せまい世界なのだから当然、ライバルは少ないほどいい。


これはもう松岡にはAV業界に飛び込んでもらい、この一攫千金のチャンスに賭けるしかない。

私のありったけの業界の知識を全て松岡に注ごう。私もタレントをやりながら、裏でAVプロダクションを松岡と共に全力を挙げてやっていこう。

私はセクシーアイドルも一応やってきたのだし、付き合っていたグラビア系の売れっ子カメラマンからもさんざん話を聞いていて、セクシーアイドル業界の事はよく分かっているつもりだった。


やると決めたからにはAV業界を徹底的に研究してこの世界で成功し、川井社長の様に成り上がってみせると固く誓った。

この業界は、例え儲かってもそんなに長い期間続けられる仕事ではなさそうだし、短期間で成功させて金を稼がなければいけないのでスピード勝負なのだ。