超ウルトラスーパーAVアイドルプロダクション AV業界の頂点に立った男の真実の物語 15

なぜなら、まずその理由の一つとして、AVの情報誌や専門誌には、AV女優へのインタビュー記事などで、この世界に入るきっかけや、またそれまで、どんな仕事や生活をしていたか等が書いてある。
勿論、こんなものは、読者受けを狙った作り話がほとんどであろうが、それでも、2、3割は、本当の話も混じっているだろうし、ろくに受け答えの設定を、準備していない事務所の女優もいるであろうから、これによって、松岡が女の子をスカウトした際の、この業界への誘い方の対策を練る、大きな参考になる。
それに、インタビューを受けた際に、どんな受け答えをすれば、可愛らしく、受けが良いのかが良く分かる。
これらを見て分かった事だが、大まかに言えば、明るくて、皆を気遣う性格の良い子であり、この仕事が楽しくて仕方がない、またあくまで女優の仕事と割り切り、行く行くはAVではなく、本格的なメジャーな女優を目指している、等と言う様な極めてポジティブな女優が、受けの良い模範的な解答のようであり、辛い、辞めたい、暗い等の可哀想と思わせる様なネガティブなイメージは、御法度の様である。
なるほど、業界的には、基本、明るく健全なイメージに持っていきたい様だ。
さらには、一般的にAV女優というと、自分とは縁のない、全くかけ離れた、とうてい理解出来ない存在に思われるが、実は、明るくて優しい、あなたの身近にもいる様な普通の女の子なんだよ、というファンを作る為のイメージ戦略でもあるのだろう。

また、個人的にも、どんな人がどのような状況や、また心理状態で、一般社会や多少、芸能界に足を踏み入れた段階から、何をきっかけにしてAVの世界に入っていくのか、非常に興味深かった。
それにしても彼女達の楽しさぶりアピールや、インタビューの際の、《嬉しくて仕方がない》 と云う様なハシャギっぷりは、ずっと記事を読んでいると、こちらまで 《 もしかして本当にそんなに楽しいのかしら 》 と、洗脳されてしまいそうだ。

さらに、セクシーな角度や、キメポーズのお手本が、どっさり載ってていくらでも勉強する為の参考に出来る。
これらは貴重なポーズ集であり、大切な資料なのである。
その他に、インタビュー時のリアルな写真と、グラビアやAVのパッケージ写真を見比べて、どのカメラマンがより巧く撮れるか、綺麗に撮るのは誰、可愛く撮るのは誰、と段々と判ってくる。
また、雑誌のグラビアに載せる写真に使うのは、編集者や、カメラマンサイドが選ぶものと、女優サイドが選ぶものとでは、全く違う事が多い。
媒体側に任せてしまえば、AV女優など軽く扱われてしまい、男性が、よりそそられる、エロく過激な写真を求めるし、女優サイドは、エロだけで、ボディや、そのパーツだけが写ってて、顔がろくに写っていない、または、目を瞑っている、下や横を向いている等の写真よりも、出来るだけ、顔がはっきりと写っていて、表情が可愛かったり、綺麗に撮れているものを載せたいのだ。
媒体側としては、ヌケル写真であれば、早い話むしろ、顔などいらないくらいだろう。
だが、女優サイドとしてはそれでは困るのである。
売れっ子AV女優になる為には、出来るだけ数多くの媒体にグラビア展開をして、名と顔を売らなければならないのだし、そんなのは、企画モノのAV女優で十分だ。